福島2000mで行われるハンデGⅢ「七夕賞」。
毎年、7月7日の「七夕」に因(ちな)んで、枠連「7-7」が異様に売れる。馬券オヤジたちの「出目買い」が痛いほど先行するレース。ちなみに「7-7」は10回で1着3着が1回ある程度で、売上に貢献?している。
13年から2週目になったが、それ以前は4週目だった。タイムなどに影響が出ている。11年は震災の影響で中山開催だったので、福島開催分をチェックします。
七夕賞の傾向 (福島開催の過去10回分の連対馬データから) 2016
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
該当するのは…
「重賞とOP出走なし、1600万13着のみ」の08年時のミヤビランベリ
「1600万とOP出走なし、重賞4戦セントライト記念3着、青葉賞6着など」のミストラルクルーズ
次点は「1600万勝ち」。
「OP芝は出走無し、重賞は6戦して新潟大賞典5着など」のニューダイナスティ
「OP出走なし、京都金杯6着と東京新聞杯10着」のアスカクリチャン
「OP4着と10着、重賞3戦二桁止まり」のドモナラズ
次々点は「OP連対」。
「OP1戦1着、重賞10戦して青葉賞3着、函館記念3着など」のステラウインド
「OP1戦2着、重賞6戦して目黒記念4着、5着、日経賞5着など」のアドマイヤモナーク
「OP1着、重賞はエプソムC3着、富士S13着」のダイワレイダース
残り12頭に「重賞連対」があった。
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上連対」。
1600mまでなのは1800m以上が…
「1800m3着3回と4着1回、2000m5着1回」のアスカクリチャン
次点は「1800m」。
「2000mがGⅢ3着、GⅠ5着、GⅢ5着、2400mがGⅠ10着」のグランデッツァ
「2000m以上出走なし」のダイワレイダース
走っていないか、ある程度やれそうだった。
残り17頭は「2000m以上連対」。
<コース>
「福島連対」6頭、「初出走」11頭。
残りは…
「1000万16着のみ」のメイショウナルト
「福島テレビOP4着のみ」のドモナラズ
「福島記念12着と七夕賞8着」のトーセンダンディ
2戦くらいはセーフ。
福島で連対が無かった馬には「中山連対」か「阪神3着以内」があった。直線に急な坂もあるので、クリアできている方がいい。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」7頭、「追い込み」2頭。
1000mは59.5、58.9、58.6、60.3(稍重)、61.0、61.1、60.3、59.8、59.0、58.6。
ココ3年で4週目から2週目に変わったので、少し時計が速くなっている。
<その他>
1番人気は5連対、2番人気2連対、3番人気1連対。
6番人気2連対、7番人気2連対、8番人気2連対、11番人気2連対。残りは4、5、10、14番人気。
ハンデ戦という事もあり、上位人気は少し少な目。
3着は16、1、14、7、1と2同着、2、3、3、2、3番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は10回で13頭。
逃げや先行が多いので、その割には該当している。
ココ3年では3頭なので、2週目なので早めに動いた方がいい可能性も。
ハンデは52~59キロで平均55.68キロ。中央値56キロ。
馬場の影響もあってかハンデが重くても差してきていたりする。
4週から2週目になって3回で平均56.375キロなので、数は少ないが重めでやれる感も。
トップハンデは57~59キロで、のべ15頭中5頭が馬券圏内。
細かくは1着2頭、2着1頭、3着2頭。
4週目から2週目になったココ2年は、のべ4頭中2頭が3着以内なので、よりやれそうになったが…。
「鞍上」は福島10回で「柴田善臣」騎手、「武士沢友治」騎手、「岩田康誠」騎手、「吉田豊」騎手らの2連対が続く。
1番人気で2連対の岩田騎手以外は4番人気以上なので、騎手で選ぶのも一つか。
「年齢」は福島10回で「6歳」が9連対がトップ。
「5歳」7連対、「4歳」と「7歳」の2連対ずつ。
ハンデ戦という事や小回りという事もあってか、明け4歳は少し苦戦している。
福島10回で「3月以上ぶり」が5頭。
時期的に仕上がりやすい気候に加えて、ハンデやリフレッシュもあって「休み明け」でも通用する場合もある。
…