札幌1200mで行われるGⅢ「キーンランドカップ」。
01年まではOP戦、05年までは1000万特別に落ち?て、06年から重賞になり今年で11回目。ただ、13年はスタンド改修のために函館で開催された。札幌で開催された9回分を見ていきたい。
キーンランドCの傾向 (札幌開催の過去9回の連対馬データから) 2016
<実績>
最低連対ラインは「OP2着」。
該当するのは…
「OPがクローバー賞2着、重賞は札幌2歳S12着のみ」の08年時のビービーガルダン
次点は「OP勝ち」。
「重賞がフェアリーS10着、フィリーズR5着、桜花賞10着、アイビスSD3着」のクーヴェルチュール
残り16頭には「重賞連対」。
内11頭は「重賞複数連対」、2頭が「重賞連対+重賞3着」、1頭が「重賞1戦のみ」、残りは「重賞連対+重賞4着など」と「重賞勝ち+重賞6着など」。
ちなみに函館開催時は「重賞2着+重賞3着」と「OP勝ち、重賞出走内無し」。
<距離>
全馬に共通するのは「1200m以上勝利」。
18頭中17頭は「1400m以上連対」。
残り1頭は1400m以上が「マリーゴールド賞4着、フィリーズR5着、桜花賞12着」のクールヴェチュール
「1200m勝ち」も18頭中16頭で、「1200mが函館SS2着のみ」のローブティサージュが14年に勝った。
<コース>
「札幌連対」9頭、「初出走」7頭。
残りは…
「キーンランドC3着(同タイム)のみ」のパドトロワ
「UHB杯5着(0.1秒差)のみ」のドラゴンウェルズ
2頭とも僅差なので、ある程度やれそうな気配はあった。数を走っているなら連がほしい。
札幌に連対の無かった馬には「函館連対」か「阪神連対」があった。
ちなみに函館開催時は2頭ともに「函館連対」。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」5頭、「追い込み」2頭。
600mは34.0、34.1、33.5、33.0、33.7、33.8、33.9、33.9、33.5。
09年は5週目、12年、14年、15年は6週目開催で、残りは3週目だった。
函館開催時は「逃げ」と「差し」で、600mは34.9(稍重)。
<その他>
札幌開催8回で…
「1番人気」は3、2、2、1、4、3、3、11、2着。
大きく崩れたローレルゲレイロは3歳で東京優駿11着からという部分もあったかと。
「2番人気」は5、7、7、9、1、1、2、2、3着。
12年は乗り替わり、その前は「札幌は芝が初、阪神と函館連対なし」と不安もあった。
「3番人気」は9、1、1、15、8、5、5、3、4着。
残りは4番人気2連対、6番人気2連対で、8、9、13、16番人気。
人気薄では「1600m重賞2着」や「1000m重賞3着」など「1200以外の重賞で結果」が出ていた馬が多い。
3着は1、5、4、4、8、1、1、3、2番人気。
ちなみに函館開催の昨年は4番人気と1番人気だった。
「上がり3ハロン3番手以内」は18頭中11頭。
他のレースに比べて該当する馬が少ない上、「2、3番手が多く、最速が1頭」という事もあって、いい脚だけを使って連対出来るレースではない。
脚質的にも前が多かったが、ココ2年は差しが決まっており、ペースの割に後ろが通用している。
「鞍上」は現役では「池添謙一」騎手の3連対がトップ。
「横山典弘」騎手の2連対が続く。
3場開催だが、有力騎手の参戦が多い影響か若手は少ない。
「年齢」は札幌開催9回で「6歳」が6連対でトップ。
「4歳」5連対、「5歳」4連対、「3歳」「7歳」「8歳」が1連対ずつ。
ちなみに函館開催の昨年は5歳と4歳だった。
ただ、16年は6歳馬の出走が無い…。
「性別」は18頭中「牡(せん)8:牝10」で牝馬が少し抜けた。
函館開催の昨年は共に牝馬だったので、10年では牝馬が多い。
この距離という事もあるが、牝馬がしっかり通用している。
「函館スプリントS勝ち」は…
札幌開催時で3、不出走、7、1、1、3、3、2、3着。
14年はガルボが出走しなかったが、代わり?に2着のローブティサージュが連対した。
3着を外したのは松山弘平騎手から三浦皇成に乗り替わったドリームバレンチノのみ。
函館→札幌だが相性はいい。
ちなみに函館開催だった13年は函館スプリントS勝ちのパドトロワが、アイビスSD10着を挟んで14着だった。
札幌開催分の9回(14~16頭立て)で、18頭中13頭は「8番から外」。
「5番」の3連対と「2番」「7番」の1連対があるので、内がダメという事ではないが「外が多い」。
ので、該当しないかもしれないが、芝の状態には気を付けたい。
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