札幌1800mで行われる2歳GⅢ「札幌2歳ステークス」。
勝ち馬からはレッドリヴェール(函館開催)、ロジユニヴァース、アドマイヤムーン、ジャングルポケット、2着からはゴールドシップやアヴェンチュラ、3着からはレッツゴードンキ、ヤマニンシュクルやテイエムオーシャンなど「後のGⅠ馬」が出ており、注目のレース。
13年は札幌スタンド改修の影響で函館開催なので、札幌開催分10回をチェックします。今回は3着も。
札幌2歳Sの傾向 (札幌開催過去10回の連対馬データ+α) 2016
<実績>
最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
細かくみると…
「新馬勝ち」9頭
「未勝利勝ち」4頭
未勝利の内、「新馬3着、未勝利5着、1着」のオリエンタルロック以外は「新馬2着、未勝利1着」。
残りは7頭は「中央OP連対」。OP2着は地方出身馬。
OPや重賞が少ない事もあって、半分以上が「初勝利直後」なので素質を見極められるかがポイントか…。
ちなみに函館開催の13年は「新馬勝ち直後」と「新馬1着とコスモス賞3着」。
(3着は「OP勝ち」4頭。「新馬勝ち直後」4頭。残りは「新馬勝ち+OP5着+GⅢ4着+OP5着」と「新馬5着、未勝利3着、1着、OP4着」。)
<距離>
全馬に共通するのは『1500m以上勝利』。
ただ、1500mや1600mまでの馬は「1800m以上への出走がなし」だった。
「出走があるなら1800m連対」はクリアしてほしい。
函館開催は「1600m勝ち」と「1800m勝ち」。
ちなみに距離延長では、03年に「1200m1戦のみ」のアズマサンダースがいる。
(3着は「1200m以上勝利」。「1800m勝ち」6頭、「1500m勝ちまで」2頭、「1200mまで」1頭、「1200勝ち+1800mOP5着」1頭。)
<コース>
「札幌連対」15頭、「初出走」5頭。
コスモス賞2着のイグゼキュティヴ以外は「札幌勝ち」。
以前は函館から札幌というケースが多かったが、札幌で結果が出ている馬が多かった。最近は2歳戦が東京と阪神からスタートしており、その影響も出てきているようで。
函館開催時は「阪神勝ちのみ」と「福島勝ち、コスモス賞3着」。
(3着は「札幌連対」6頭、「初出走」2頭、「OP1戦(4、5着)」2頭。)
<脚質>
「先行」11頭、「差し」7頭、「追い込み」2頭。
1000mは61.9(稍重)、61.2、60.0、61.6(稍重)、61.0、61.7、60.3、61.6、61.9、61.6とあまり速くならない。
13~14頭に落ち着くし、馬場状態もあって後ろからも届いているが、前が少し多め。
「逃げ」は04年と03年に勝っているので、ダメなワケでは無い。
函館開催時は「差し」と「逃げ」で、1000mは64.0(不良)。
(3着は「逃げ」1頭、「先行」2頭、「差し」6頭、「追い込み」1頭。)
<その他>
「人気」は1番人気7連対、2番人気3連対、3番人気3連対。
5番人気3連対、6番人気2連対で、残りは4番人気と11番人気。
「1~6番人気」がほとんどで人気薄が1頭だが、03年も10番人気と8番人気なので、たまに荒れる。
3着は8、7、9、5、1、6、3、13、2、4番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は10回で17頭。
該当しない馬は「2番手から4コーナー先頭」と「3番手」で、ハッキリ前から行く馬以外は求められる。「最速」と「2番手」が15頭と速い方がいい。
03年には「逃げ」でも上がり2番手を出している馬もおり、良い脚を使えるなら前からでも…。
(3着も8頭と多い。半分以上が「3番手」。)
「鞍上」は札幌10回分で現役で「岩田康誠」騎手の3連対がトップ
「横山典弘」騎手、「藤岡佑介」騎手らが2連対。
(函館開催時は「岩田康誠」騎手と「柴田大知」騎手)
「馬番」は札幌10回分で「11番」の6連対がトップ。
「2番」「3番」「4番」「7番」「10番」「13番」が2連対ずつ。
頭数が12~14頭という事もあるだろうが、やや偏りがあるようにも…。
(3着も「2番」「5番」「9番」が2回ずつで、残りは「4、7、11、13番」。
「前走」では札幌10回分で19頭が「1着」。
2着は「地方出身馬」の「コスモス賞2着」で、高いレベルでの敗戦はセーフか。
ただ、函館開催の昨年に「コスモス賞3着」から連対があったので、メンバー次第では可能性が…。
(3着は8頭が「1着」。残りは「コスモス賞掲示板(4、5着)」。)
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