東京1400mで行われる2歳GⅡ「京王杯2歳ステークス」。
以前は東京の秋2回目の2週目だったが、14年から1週間早く開催される事になった。13年からファンタジーSと同日開催となり、鞍上の確保が少しだけ難しくなってくる可能性も。ただ、今年は3日開催の初日なので、別日です。
3着もチェックしておきます。
京王杯2歳Sの傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2017
<実績>
2歳重賞らしく、最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
「新馬勝ち直後」がボールライトニング、カラダレジェンド、リアルインパクト
「新馬3着、未勝利2着、1着」のアドマイヤモラール
「新馬勝ち+小倉2歳S7着」のセカンドテーブル
「新馬2着+未勝利1着」のクインズハリジャン
「新馬勝ち+デイリー杯2歳S7着」のグランプリボス
「新馬勝ち+すずらん賞6着」のゲットフルマーク
「新馬勝ち+いちょうS3着」のアポロドルチェ
「新馬3着+未勝利5着、1着」のドリームシグナル
次点は「500万勝ち」で、OP以上が…
「すずらん賞5着のみ」のサドンストーム
「OP以上出走なし」のアニメイトバイオ
残り8頭は「OP以上連対」があった。
細かくみると「重賞連対」4頭、「OP勝ち」3頭、「OP2着」1頭。
OP以上に出走があった馬は「OP以上7着以内」があった。
(3着は最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。「新馬1着、GⅢ3着」、「新馬1着、OP3着、GⅡ5着」、「新馬2着、未勝利1着」、「新馬8着、未勝利3着、10着、1着」、「新馬1着、いちょうS12着」。「500万勝ち」2頭、「OP連対」3頭。)
<距離>
全馬に共通するのは「1200m以上勝利」。
1200mまでだったのは1400m以上が…
「1400m初」のモンドキャンノ、レーヌミノル、セカンドテーブル、サフィロス、ゲットフルマーク、フィフスペトル
「1600mOP3着のみ」のアポロドルチェ
残り13頭には「1400m以上連対」。
「1400m以下初」は…
「1800m勝ちのみ」のラブリーデイ
「1500m勝ち+1600mGⅡ7着」のグランプリボス
「1800m勝ちと1600mGⅡ2着など」のエイシンアポロン
「1600m勝ちで1800m3着など」のドリームシグナル
ら4頭が「距離短縮」をクリアしている。15年に「1600m勝ちで、1400m新馬3着」と出走があったアドマイヤモラールが連対している。
(3着も「1200m以上勝利」。1200mまでは1400m以上が「初出走」と「1600mGⅡ5着のみ」。残り8頭には「1400m以上連対」があった。ちなみに「1800m勝ちで、1600m2着」のオリービンが「1400m以下初」。)
<コース>
「東京連対」5頭、「初出走」14頭。
残り1頭は…
「いちょうS3着のみ」のアポロドルチェ
キャリアの少ない2歳だけに、長い直線で巻き返す事もできるので、あまり左回りにこだわる必要はないかも。
「初出走」が多いが、以前は10月が2歳にとっての東京初開催だったので当然といえば当然。2012年から2歳戦が東京開催スタートとなっており、少しずつ増えくる事も考えられる。
(3着は「東京連対」2頭、「初出走」7頭。残りは「OP12着のみ」。)
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」8頭、「追い込み」1頭。
800mは47.7、49.1、47.4、48.8、47.5、47.5、47.5、46.6(稍重)、47.5、47.2(稍重)で、ペースもあって直線は長いが前が残っている。
14年から1週早くなっているので、少し時計は変わってくるか…。
(3着は「逃げ」3頭、「先行」5頭、「差し」2頭。)
<その他>
「人気」は1番人気3連対、2番人気2連対、3番人気2連対。
4番人気2連対、5番人気3連対、6番人気2連対、7番人気2連対、残りは9、11、12、14番人気。
「1~7番人気」まではあまり違いなしで、二桁も3頭と堅くはない。
3着は4、1、1、2、8、4、13、8、3、4番人気。
10年で平均配当は馬連が6584円、3連複は2万6983円となっている。
上位人気で4着以下に敗れたのは10年で…
「新潟2歳S1着」2頭
「芙蓉S2、4着」2頭
「小倉2歳S連対」2頭
(「デイリー杯2歳S1か3着」3頭)
「前走OP連対」5頭
「東京1400m新馬勝ち直後」3頭
「東京1400m500万勝ち」1頭
「未勝利勝ち直後」1頭
など…
連対馬にも該当する場合もあるが、キャリアが少なく未対戦も多いので「実績」や「東京コース」だけで判断するのは危うい。
特に「(関東圏?)左回り重賞」という事で人気になる「新潟2歳S1着」が全滅。少しレース間隔が開いている影響などもあってか、後にGⅠを連対するエフティマイア、マイネルレコルトもココでは苦戦している。
また、リアルインパクトが覆したが、同じ「東京1400m新馬勝ち直後」や、左回りが同じ「新潟1400m新馬勝ち」は人気になるが、成績は芳(かんば)しくない。「似ているようで似ていない」…。
「上がり3ハロン3番手以内」は15頭。
先行勢が多い割に該当しており、残り600mで良い脚が使えそうな馬を選ぶのが近道か。
19頭に「連対時に上がり3番手以内」。残り1頭は「新馬3着時に上がり2番手、未勝利2着は上がり4番手、未勝利1着時は上がり5番手」のアドマイヤモラール。
(3着は10頭中4頭が該当。「連対時上がり2番手以内」。)
鞍上は10年で現役は「濱中俊」騎手、「田辺裕信」騎手、「三浦皇成」騎手の2連対が複数。
それ以外はバラバラなので、「馬次第」という感じか…。
15年からファンタジーSと同日になったので、変化も出てくる可能性はある。なお17年は3日間開催の初日で別日。
(3着は「内田博幸」騎手の2回が複数。連にも名前がある「田辺裕信」騎手がいる。)
頭数が12~18頭の平均14.9頭という事もあってか…
「内14:外6」と『9番より内』が多い。
ただ、外の6頭中5頭は18番、13番(2回)、12番、14番の「勝ち馬」、残りも15番の2着なので、外でダメなワケではない。
馬番は「3番」の4連対、「7番」の3連対、「1番」「2番」「6番」「13番」の2連対など。
(3着は「内8:外2」。「4番」「9番」の2回が複数。)
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