阪神1400mで行われるGⅡ「阪神カップ」。
10年の平均配当が馬連は6444円とそこそこだが、3連複が4万44881円と荒れ気味。今年は3着もチェックしておきます。
今年で12回目。4回は3週目の日曜、5回と6回目は3週目の土曜に、7回と8回は4週目有馬記念の翌日の月曜開催だった。14年に新ホープフルSが有馬記念同日になった影響もあって、その前日の土曜開催に。今年も同じく土曜日開催。
なお、2009年は2着同着なので、連対馬3頭で3着なしです。
阪神カップの傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2017
<実績>
〇最低連対ラインは「重賞2着」。
該当するのは…
「重賞2戦で京王杯SC12着、CBC賞2着」のダンスディレクター
「重賞6戦して北九州記念2着や京阪杯5着など」のマルカフェニックス
「重賞3戦でNHKマイルC5着、スワンS8着、京阪杯2着」のファリダット
前者は重賞2戦、後の2頭は共に08年の連対馬で、ファリダットが1番人気と「メンバーの手薄感」があった。
次点は「重賞勝ち」だが…
「重賞7戦してスプリングS1着、NHKマイルC4着など」のロサギガンティア
「重賞6戦してNZT1着、東スポ杯2歳S3着など」の3歳時のサンカルロ
「重賞7戦して阪神牝馬S1着、安田記念3着など」のジョリーダンス
と「+重賞3着やGⅠ4着」があった。
残り15頭は「重賞複数連対」。
内14頭は『重賞3連対以上』と高い実績があった。
GⅠは11頭が「GⅠ連対」だが、「3戦して二桁着順」でも連対しているので、あまり気にする必要はないのかも。
▲3着の最低連対ラインは「1600万勝ち」。
「重賞7戦して阪急杯3着、京成杯4着、アーリントンC5着など」のフラガラッハ
次点は「OP勝ち」で
「重賞6戦してフラワーC3着、阪神牝馬S5着など」のブルーメンブラッド
残り7頭は「重賞複数連対」(「重賞3連対以上」は2頭のみ」)。
GⅠも「GⅠ連対」2頭、「GⅠ初出走」2頭で、それ以外は「GⅠ4着以下」。
<距離>
〇全馬に共通するのは「1200m以上勝利」。
1200mまでだったのは1400m以上が…
「1400mの1600万5着、OP5着、スワンS6着」のプレミアムボックス
「1400mが新馬3着、未勝利4着、3着、阪急杯12着降着、1600mが未勝利6着、マイラーズC12着、ポートアイランドT3着」のマルカフェニックス
残り19頭は「1600m以上勝利」があった。
ちなみに「1600m勝ち、1400m以下初出走」のレッドスパーダとフサイチリシャールが距離短縮を初めてでクリアしている。
▲3着は「1200m以上勝利」。
ただ、「1200mのみですべて連対」のビッグアーサー以外の8頭は「1600m以上勝利」。
距離短縮は、ファイナルフォームが「1600m勝ち、1400m以下初出走」。
<コース>
「阪神連対」11頭、「初出走」2頭。
残りは…
「朝日杯FS5着のみ」のシュウジ
「大阪杯5着のみ」のイスラボニータ
「阪神C15着と米子S4着」のロサギガンティア
「NZT(阪神代替)11着と阪神C10着」の13年時のリアルインパクト
「スプリングS(阪神代替)4着とNZT(阪神代替)3着」のグランプリボス
「鳴尾記念5着のみ」のレッドスパーダ
「阪神5戦してセントウルS3着、阪急杯4着と5着など」の09年のキンシャサノキセキ
「阪急杯3着のみ」のスズカフェニックス
13年時のリアルインパクト以外は「重賞5着以内」があった。ちなみにリアルインパクトは京都で「マイルCS5着2回」があり、ある程度輸送はこなせていた。
▲3着は「阪神連対」5頭、「初出走」2頭。
残りは…
「アーリトンC8着、阪神C7着、チャレンジC5着」のダイワマッジョーレ
「OP8着と阪神C5着」のクラレント
で、コチラも「重賞1戦か5着」がラインか。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」8頭、「差し」8頭、「追い込み」3頭。
800mが46.5、46.6、45.5、46.6、45.5、45.4、45.8、45.1、45.8、46.0だが、開催週や曜日が変わっており、馬場の違いもあって判断しづらい。
ただ、3週から4週目以降になってから通過が遅くなり、「逃げ」が出て、先行も増えた。
3着は「先行」2頭、「差し」6頭、「追い込み」1頭。
<その他> ※09年は2着同着で3着はなし
「人気」は…
10年で1番人気3連対、2番人気2連対、3番人気3連対。
8番人気3連対、5番人気3連対、7番人気2連対、10番人気2連対、残りは4、11、14番人気。
3着は5、1、5、7、2、13、15、7、5番人気。
明らかに上位人気が苦戦している。
15年、12年以外は「上位人気が2頭以上4着以下」に敗れており、普段の重賞で人気を集めるような要素では、結果に結びつきにくいようで…。翌年以降に連対しているケースもあり、年齢なども関係がある可能性も。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年21頭で12連対、3着は9頭中5頭。
脚質と同じように、3週目の日曜開催時は多かったが、3週目の土曜開催や4週目の月曜開催になって変化がみられる。
14年以降は4週目の土曜日と今までとは少し違うので、その辺りがどうでるか…。
「鞍上」は「M.デムーロ」騎手と「吉田豊」騎手の3連対がトップ。
「武豊」騎手の2連対が続き後はバラバラ。
3着では連にも名前のある「C.ルメール」騎手、「武豊」騎手、「川田将雅」騎手が2回ずつ。
ただ、上位人気で4着以下だった馬でも「福永祐一」騎手の5回、「濱中俊」騎手の3回、「C.ルメール」騎手の2回なので、鞍上だけで選ぶのも危うい。
「年齢」は…
「6歳」6連対3着1回
「5歳」6連対3着2回
「4歳」4連対3着4回
「3歳」4連対3着1回
「7歳」1連対3着1回
3着までなら3~6歳が同じくらい。7歳も連対しており、高齢馬も可能性はある。
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