京都2000mで行われる3歳OP「若駒ステークス」。
重賞ではないですが、勝ち馬からはマカヒキ、ディープインパクト、アンライバルドが3歳春にGⅠを勝ち、他にもトゥザワールド、アドマイヤジュピタ、ワールドエース、ヒルノダムール、ルーラーシップ、リンカーンなどが後にGⅠ連対。頭数が少なくなるので、高配当は狙えないが、先々のGⅠのためにチェックしておきたい。
ちなみに08年は1着同着。
若駒Sの傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2018
<実績>
最低連対ラインは明けてすぐの3歳戦らしく「新馬・未勝利勝ち」。
該当するのは…
「新馬勝ち直後」のマカヒキ、アダムスブリッジ、ワールドエース、ルーラーシップ、ジュウクリュウシン
「新馬2着、未勝利3、5、1着、萩S4着、デイリー杯2歳S3着、シンザン記念7着」のノーブルマーズ
「新馬2着、未勝利1着」のストーンウェア、リヤンドファミユ、アインラクス
「新馬3着、未勝利1着、ラジオNIKKEI杯4着」のミヤビジャスパー
「芝は新馬4着のみ。ダートで未勝利1着、もちのき賞3着、500万3着」のマイネルクロップ
「新馬2着、未勝利1着、ラジオNIKKEI杯4着」のヒルノダムール
「新馬1着、京都2歳S3着」のアンライバルド
の13頭。
次点は「500万2着」。
「新馬2着、未勝利1着、エリカ賞2着、ラジオNIKKEI杯14着」のユニバーサルバンク
次々点は「500万勝ち」でOP以上は…
「京都2歳S10着と京成杯12着」のアダムバローズ
「京都2歳S8着」のダノンディスタンス
「OP以上出走なし」のトゥザワールド、ゼロス
「朝日杯FS3着」のリベルタス
残りは「萩S5着、東スポ杯2歳S10着、中京2歳S(1800m時)1着」のメイショウドンタク
「上のクラスに出走なし」か、出走があるなら「OP以上4着以内」がひとつの目安になりそう。
(3着は「新馬勝ち直後」4頭、「500万2着」2頭、「OP1着」2頭。残りは「新馬1着」で「デイリー杯2歳S11着のみ」と「ラジオNIKKEI杯2歳6着のみ」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
1600mまでだったのは「芝は1700m以上出走なし、ダートは1800m未勝利4着(0.1秒差)と5着(0.6秒差)」のゼロス
次点は「1700m勝ち」。
1800m以上が「芝は1800m新馬4着(0.3秒差)、ダートはもちのき賞3着(同タイム)と1800m500万3着(0.2秒差)」のマイネルクロップ
それ以外の18頭に『1800m以上勝利』があった。
ちなみに2000mに出走があった馬は「連対」か「2000mOP3着か4着」、或いは「2000mGⅢ9着」。
(3着も「1600m勝ち」。「1800m以上初」が2頭。2000mに出走があった馬は「連対」が6頭。「初出走」1頭、「ラジオNIKKEI杯2歳S8着のみ」1頭。)
<コース>
「京都連対」11頭、「初出走(ダート除く)」6頭。
残りは…
「OP4着、GⅡ3着、GⅢ7着」のノーブルマーズ
「新馬3着のみ」のヒルノダムール
「萩S5着のみ」のメイショウドンタク
キャリアの少ない明けて間もない3歳馬だが、難しいコースでもないので下のクラスでは結果がほしい。
(3着は「京都連対」4頭、「初出走」5頭。残りは「デイリー杯2歳S11着のみ」1頭。)
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」10頭、「差し」5頭、「追い込み」2頭。
1000mは61.2(稍重)、63.4、61.8、61.0、61.4、65.4(重)、61.0、62.2、61.1、63.6と、頭数が落ちつくのでペースも遅くなる事が多い。
「最後方」からも来ているが、5頭と7頭立てという事を考えると…。
(3着は「先行」1頭、「差し」6頭、「追い込み」3頭。)
<その他>
1番人気は7連対、2番人気5連対、3番人気4連対。
5番人気3連対で、残りは4番人気。
頭数が5~10頭と少なくなるので、大きな荒れは無い。
3着は2、3、3、4、4、3、2、5、3、1番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で18頭。
頭数も少なく、スローのヨーイドンになりがちなので、「逃げ」でも該当している。
全馬に「連対時上がり3番手以内」、「逃げて3番手2回」のノーブルマーズ、「芝は新馬1戦のみ」のマイネルクロップと「1戦目が3番手、2戦目OP3着で2番手」のアンライバルド以外に「連対時に上がり2番手以内」があった。
(3着は10頭中9頭が該当。)
出走頭数が5~10頭で平均8.1頭と少ない。
有力馬の出走があると一気に頭数が減るが、1番人気は4勝と頭ではそれほど固くない。
位置取りなどで、あっさり負けたりするので、3連単などで信じすぎるのは危い。
「鞍上」は「池添謙一」騎手と「福永祐一」騎手の3連対が並ぶ。
現役では「和田竜二」騎手、「岩田康誠」騎手、「川田将雅」騎手などの2連対が続く。
以前は5連勝した武豊騎手の独壇場だった頃もあり、素質馬を任せられる騎手を狙うのもひとつかと。
(3着は「福永祐一」騎手と「武豊」騎手の2回が複数。)
厩舎は「池江泰寿」厩舎が4連対でトップ。
「角居勝彦」厩舎、「友道康夫」厩舎と「昆貢」厩舎の2連対が続く。
素質馬を預けられたり、若駒に定評のある厩舎はプラス。
(3着は「石坂正」厩舎の3回、「音無秀孝」厩舎の2回などが複数。)
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