中山1200mで行われる古馬GⅢ「オーシャンステークス」。
高松宮記念に向けての東の前哨戦。GⅢに昇格してから11年目。14年から阪急杯と同じくGⅢだがGⅡのように「1キロ減じる…」が適用され、1着馬に高松宮記念への優先出走権が与えられる。
オーシャンSの傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2018
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは、OP以上が…
「出走無し」のスマートオリオンとアーバニティ
「OPはUHB杯12着、重賞は函館SS8着降着(3位入線)、キーンランドC11着、シルクロードS7着」のエーシンエフダンズ
「重賞はアイビスSD9着のみ」のプレミアムボックス
次点は「OP連対」。
「OP勝ち、重賞は京阪杯14着のみ」のメラグラーナ
「OP3勝、重賞はクイーンC6着、キーンランドC5着、京都牝馬S7着」のナックビーナス
「OP勝ち、重賞は高松宮記念9着と京王杯SC15着」のサクラゴスペル
「OP2着、重賞は阪神JF10着、セントウルS14着、シルクロードS7着」のコスモベル
残りは12頭は「重賞連対」。
※実績馬が阪急杯に出走することもあって、シルクロードS同様にあまり実績は高くない。
別定戦だが、「重賞出走3戦以内なら重賞連対が無し」でも可能性がある。
(3着は「1600万勝ち」。「OPはジュニアC3着、重賞はシルクロードS4着のみ」「OPは6戦3着2回、重賞は京都新聞杯12着、菊花賞17着、函館SS5着、セントウルS13着」。次点は「OP勝ち」で、「重賞6戦してシルクロードS4着やオーシャンS6着など」。残り7頭は「重賞連対」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1200m勝ち」。
レース数も多いし、結果が出ているに越したことはない。
ちなみに1200mまでは1400m以上が…
「4戦して1400m未勝利5着など」のスマートオリオン
「NHKマイルC3着やヴィクトリアマイル4着」のグランプリエンゼル
「1000万の1400m5着のみ」のエーシンエフダンズ
「1600万の1400m5着のみ」のプレミアムボックス
「1400mで1600万9着とOP10着」のエムオーウィナー
残り15頭は「1400m以上連対」。
3割が1200mまでなので、あまり気にしなくてもいいかと。
(3着は「1400m以上勝利」。ただ、1200mが11年「初」と14年「オーシャンS3着、高松宮記念5着、福島民友C4着」のレッドスパーダ以外の8頭には「1200m勝ち」があった。)
<コース>
「中山連対」15頭、「初出走」2頭。
残りは…
「スプリンターズS5着のみ」のワンカラット
「朝日杯FS12着とスプリンターズS4着降着(2位入線)」のダッシャーゴーゴー
「1600万3着とスプリンターズS16着」のエムオーウィナー
「2戦以下で掲示板以上」なので、その辺りでセーフかと。
ちなみに3頭とも直線に急な坂は「阪神連対」か「福島連対」でクリアしていた。
(3着は「中山連対」8頭。残りは「ジュニアC3着のみ」「オーシャンS6着のみ」。)
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」7頭、「差し」9頭、「追い込み」1頭。
600mは33.6、32.7、34.0(稍重)、33.9、33.1、33.4(重)、33.6、33.4(重)、33.4(稍重)、34.1で、馬場が悪くなった年は速くなる?
距離の影響もあってか差しも決まっている。
追い込みは11年時のGⅠ4連対キンシャサノキセキの2着のみなので、普通の馬では厳しいか…。
(3着は「先行」3頭、「差し」6頭、「追い込み」2頭。)
<その他>
1番人気は3連対、2番人気は3連対、3番人気は4連対。
5番人気2連対、7番人気3連対で、残りは4、6、9、11、12番人気。
上位人気は半分ほど、二桁人気の多さを考えても少し荒れ気味。
3着は4、8、4、9、7、14、1、8、5、6、11番人気とコチラも荒れる。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で11頭。
先行勢もある程度多いので、他の重賞と比べると数は少ない。
距離も短いうえに直線も短いので、良い脚を使える事よりも「流れに乗る」のが重要。
(3着は10頭中6頭が該当。脚質通りに多め。)
「鞍上」は「横山典弘」騎手の3勝がトップ。
「戸崎圭太」騎手、「川田将雅」騎手、「酒井学」騎手の2連対が続く。
チューリップ賞と同日なので、騎手が分かれる部分はある。
(3着は「勝浦正樹」騎手、「戸崎圭太」騎手の2回が複数。)
「年齢」は…
「4歳」3連対3着1回
「5歳」6連対3着4回
「6歳」6連対3着1回
「7歳」4連対
「8歳」1連対3着4回
4~6歳が中心だが、高齢馬もやれている。
ちなみに性別は「牡15:牝5」(3着は「牡9:牝1」)。
開催10回で、枠は1~15番の「内13:外7」で「内が多い」。
馬番は「2番」が3連対、「1番」「5番」「8番」「9番」「15番」が2連対。
(3着は「内4:外6」。馬番は「6番」「13番」「14番」が2頭ずつ。)
「前走」は「重賞7着以内、OP連対、条件戦勝利」が多い。
残りは「スプリンターズS12着、16着」、「阪神C18着」、「根岸S11着」、「京阪杯10着」などで、「休み明け」や「ダートから転戦」が多い。例外は「淀短距離S4着」くらい?
(3着は「重賞8着、OP4着以内」が多い。「東京新聞杯13着」「淀短距離S12着」「バレンタインS12着」「すばるS12着」。ダートや休み明けが多い。例外は「淀短距離S12着」くらい?)
連対ではハクサンムーン、サクラゴスペル、ダッシャーゴーゴー、キンシャサノキセキ、3着ではレッドスパーダ、シンボリグラン、2着3着のスノードラゴンなど「リピート率」が高め。
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