GⅡとなったチューリップ賞は…
1番人気ラッキーライラックはいいスタート。仕掛けて、先頭に立とうかという勢いから、2頭が行って控え3番手。1ハロンで前2頭が離し始めて、逃げ馬から3馬身くらいの位置。残り1000mでは5馬身。4コーナーでは差を詰めはじめ、内を開けてそのまま直線へ。すぐには追わず、300mを過ぎるまで待つ。鞭を抜いて追い出して、先頭に立つとムチが入る。ムチの連打と追いを繰り返し、残り30m辺りで追いだけにしてゴールし優勝。
「レースはゲートを出てから決めようと思っていました。新馬は別として、ここ2回は前を目標にして最後にかわすという形でしたが、今日はこういう展開になったので、自分から先に前に躍り出てどんな感じになるか確認しておきたかったのですが、問題ありませんでした。しっかり走れて、成長も感じていました。上手に仕上げてくれた関係者の皆さんのおかげです」と石橋脩騎手。
3番人気マウレアのスタートはまずまず。仕掛けてスッと前につけて4番手。手綱を引いて5番手で残り1200m。後はずっとその位置取り。4コーナーで軽く仕掛けて、4コーナーは内を回って直線へ。ラッキーライラックの後ろへつけて、残り300mで追い出して右ムチがクルっと回って入る。200mでは4番手だったが、すぐに2頭交わして2番手に、追って3着との差を保って2着。
「いいレースができましたが、勝ち馬が強かったです。おいつけるような気配がなかったです。乗り味のいい馬で、レベルは高いですよ」と武豊騎手。
2番人気リリーノーブルはそこそこのスタート。外から上がって5番手につけ、残り1400m過ぎから並んで交わして4番手。道中はその位置取り。4コーナーはラッキーライラックの後ろ。直線で仕掛けて追い出す。300mを切って激しく追って、左ムチが入って残り200m。大きなアクションで追うも内から抜けられて3番手に。最後は息切れしたか3着。
川田将雅騎手は「調教の段階から力むところがあって、そういう競馬になってしまいました。これで落ち着いてくれると思います。本番はよりいい競馬ができるでしょう」 とコメント。
4着は2馬身ほどで遅れたサラキア。5着はレッドランディーニ。
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予想は1着、3着、4着、7着。
敗因はマウレアの前走を気にした事。ジョッキーも変わっていたので馬を信じるべきでした。
2頭が後方からとなったのは誤算でしたが、ラッキーライラックから流しておけば…。
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サラキアは「後ろに下がったところでスタートを切られ、上を向いて出てしまいました。最後は馬群の中からいい脚を使って追い上げてくれたんですが、やはりゲートの遅れがこたえました。(出走権のある)3着までに来たかったですが、まだ2戦目ですから。今後へのいい経験になったと思います」 と池添謙一騎手。
スカーレットカラーは「スタートがよくなかったですね。脚は使ってくれていますが、位置取りが後ろすぎました」と岩田康誠騎手。
最も実力のある馬が前から競馬をして最速で上がっては、後方からではさすがに厳しいかと。
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位置取りが重要です…。
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