中山1600mで行われる古馬ハンデGⅢ「ダービー卿チャレンジトロフィー」。
2017年から土曜日開催に。11年は震災の影響で阪神代替だったので、中山開催分をチェックします。
ダービー卿CTの傾向 (中山開催の過去10回の連対馬+3着馬データから) 2018
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OP以上はラジオNIKKEI賞15着、ダービー卿CT8着」のキャンベルジュニア
「重賞4戦してシンザン記念5着、スプリングS4着など」のモーリス
「重賞4戦で朝日杯FS4着、シンザン記念4着など」のトウケイヘイロー
「重賞2戦ラジオNIKKEI杯5着、京成杯7着」の09年時マイネルファルケ
「重賞5戦スワンS3着、NHKマイルC5着など」のドラゴンウェルズ
次点は「OP勝ち」で…
「重賞3戦してラジオNIKKEI賞4着、エプソムC4着、札幌記念15着」のロジチャリス
「重賞8戦してスワンS3着、京成杯AH4着、阪急杯4着など」のオセアニアボス
「重賞13戦で中山記念3着、スプリングS4着など」のショウワモダン
残り12頭は「重賞連対」があった。
細かくみると『重賞へ出走が多ければ重賞3着以上、少なければ重賞5着以上』。
(3着は「1600万勝ち」。OP以上が「東スポ杯2歳S3着、ラジオNIKKEI賞10着」「中山金杯9着、中山記念5着」「OPは4戦ジュニアC4着、重賞は阪神C11着と阪急杯16着」。次点は「OP勝ち」で、「重賞7戦して札幌記念4着、函館記念3着、中日新聞杯3着、小倉大賞典3着など」。残り6頭は「重賞連対」。内5頭は「重賞複数連対」で、残り1頭は「重賞2着+重賞3着や重賞4着」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
「1600mまで」は6頭で、残り14頭は「1800m以上連対」。
直線に急な坂があるので、馬によっては少し長め出結果が出ている方がいいかと。
(3着は「1600m以上連対」。「1600mまで」は3頭。残り7頭は「1800m以上連対」。)
<コース>
「中山連対」16頭。
残りは…
「1600万6着のみ」のマジックタイム
「OP15着と4着」のカオスモス
「朝日杯FS4着とカンナS3着」のトウケイヘイロー
「京成杯AH4着のみ」のオセアニアボス
3頭が「中山OP以上5着以内」、1頭が「6着のみ」でそこそこやれており、「阪神連対」か「福島連対」もあり「直線の急な坂」をこなせていた。
05年は「OP6着と5着、GⅢ5着と14着」のチアズメッセージ、03年に「GⅢ6着とOP4着2回」のダンツジャッジがいるので、1戦でもこなせていればセーフか。
(3着は「中山連対」9頭。残りは「芝はGⅢ12着、6着、OP3着」。07年は「NZT10着、京成杯AH5着、OP5着」。)
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」11頭、「差し」5頭、「追い込み」2頭。
1000mは60.0、58.3、58.0、57.9(稍重)、57.3、58.8、60.3、58.7、59.6、57.7、58.1で、少し速くなる事が多い。
ペースの割に前からでも残れている。
(3着は「先行」2頭、「マクリ差し、差し」7頭、「追い込み」1頭。)
<その他>
中山開催の10回で「人気」は1番人気4連対、2番人気全滅、3番人気1連対。
4番人気5連対、5番人気3連対、7番人気3連対、9番人気3連対で、残りは10番人気。
ハンデ戦という事もあるが、二桁人気…特に3着に15、16番人気も絡んでおり、やや荒れ気味。
3着は2、2、9、8、2、7、5、12、16、11、15番人気。
上位人気で4着以下に敗れた馬は…
「中山1600m重賞連対」
「中山重賞3着以内」
「中山1600mOP連対」
「中山1600m1600万勝ち」
「1600mGⅠ5着以内」
「前走、中山記念組」
「ハンデ56キロ以上」
「中山初」
「重賞2戦以下」
などが目立ち、主に『中山重賞実績が人気を集めやすい』。
ただ、上位人気に応えて連対した内、2頭は「中山2000m以上のGⅡかGⅠで連対」。2頭は中山1600m重賞に「8着のみ」と「出走なし」。
中山1600m重賞連対馬などはハンデもあってか苦戦。人気が少し落ちているくらいの方が連対がある。
「ハンデ」は53~57.5キロで平均55.75キロ。中央値は56キロ。
重賞実績などもあって、微妙なハンデ差が影響するので、判断は難しい。
トップハンデは57~58.5キロで、のべ14頭中1勝2着1回(3着なし)。
57.5キロと58キロで苦戦。
(3着は54~57.5キロで、平均55.25キロ。中央値は55キロ。)
「上がり3ハロン3番手以内」は中山10回で9頭。
先行馬の多さもあるが、それにしても該当馬が少ない。
ハンデもあって、いつもより早めに動いている馬も。
(3着は10頭中6頭。)
「鞍上」は「秋山真一郎」騎手、「松岡正海」騎手、「石橋脩」騎手、「蛯名正義」騎手、らの2連対。
人気薄で若手やマイナーな騎手でも絡むので、リーディング上位の騎手だけで判断するのは危い。
(3着は「吉田隼人」騎手の2回が複数。)
※17年から土曜日開催になるので、騎手の傾向は変わる可能性も。
「年齢」は…
「4歳」8連対3着2頭
「5歳」9連対3着6頭
「6歳」2連対3着1頭
「7歳」1連対3着0頭
「8歳」0連対3着1頭
まずは「4歳と5歳」をチェックしたい。
10回で「牡18:牝馬2」(3着は「牡10:牝0」)。
前走は10回で7頭の「東風S組」がトップ。
「1~16着」と着順に幅はあるが、同じ中山1600mという事もあってか絡む事が多い。
他は「阪急杯」の3連対、「東京新聞杯」の2連対など。
(3着は「東風S」4頭、「中山記念」3頭など。)
所属は「関東13:関西7」。
地の利もあって、関東馬が多い。
(3着は「関東7:関西3」。)
…