阪神2000mで行われる3歳牝馬のOP戦「忘れな草賞」。
重賞でもトライアルでもないですが、1着の賞金加算で優駿牝馬へ出走を目指すレース。桜花賞への抽選漏れからの出走や同日に開催する事もあって『残念桜花賞』とも呼ばれる。10年でミッキークイーンとエリンコートが優駿牝馬を勝っている。
忘れな草賞の傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2018
<実績>
最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
該当するのは500万以上が…
「500万3着のみ」のアメリアブルーム
「クイーンC3着のみ」のロッテンマイヤー
「アルテミスS4着、阪神JF4着、紅梅S4着、アネモネS3着」のペプチドサプル
「阪神JF8着、クイーンC3着、チューリップ賞4着」のロカ
「梅花賞9着、フラワーC10着」のディルガ
「ゆきやなぎ賞10着」のタガノベルーガ
「ゆきやなぎ賞7着」のセレブリティモデル
「エルフィンS11着、君子蘭賞4着」のナンヨーユナ
「ファンタジーS6着、白菊賞15着」のタガノミュルザンヌ
「500万16着と春菜賞4着」のハッピーグラス
「水仙賞5着、君子蘭賞3着」のヤマニンソルファ
「出走なし」のデリキットピース
「500万13着、チューリップ賞6着、フラワーC5着」のムードインディゴ
「中京2歳S7着、エルフィンS8着、アルメリア賞4着、フラワーC7着」のプティマカロン
2400mの500万に出走した3頭以外(芝のみ)では「500万掲示板やGⅢ6着以内」がラインかと。
次点は「500万2着」。OP以上は…
「フラワーC4着のみ」のキャトルフィーユ
「OP以上出走なし」のモーニングフェイス
次々点「500万勝ち」。OP以上が…
「エルフィンS5着のみ」のハローユニコーン
「OP以上出走なし」のエリンコート
「チューリップ賞4着のみ」のブロードストリート
残り1頭は「重賞連対」。
「クイーンC2着」のミッキークイーン
(3着は「新馬・未勝利勝ち」。該当するのは8頭で、「未勝利勝ち直後」1頭、他は「500万3着~5着」で「OP以上はOP6着以上や重賞12着以内」が多い。残りは「500万2着」で、「アネモネS6着のみ」と「エルフィンS4着とアネモネS3着」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1200m以上勝ち」。
1200mまでは1400m以上が…
「アルテミスS4着、阪神JF4着、紅梅S4着、アネモネS3着」のペプチドサプル
1600mでOP3着や重賞4着2回などがあった。
次点は「1400m勝利」。1600m以上が…
「白菊賞15着のみ」のタガノミュルザンヌ
11月末以来の休み明けで距離対応もしてきたか?
次々点は「1600m連対」。
「1800m以上初」のミッキークイーン、ハッピーグラス、ブロードストリート
「君子蘭賞4着のみ」のナンヨーユナ
「水仙賞5着と君子蘭賞3着」のヤマニンソルファ
その後は「1800m以上連対」。
「2000m以上初」のハローユニコーン、ロカ、キャトルフィーユ、エリンコート、ムードインディゴ、プティマカロン
「ゆきやなぎ賞10着のみ」のタガノベルーガ
タガノベルーガは「ダート1800m勝ち」。
残り5頭は「2000m以上連対」。
(3着は「1200m勝ち以上」。1200mまでは「りんどう賞9着、ファンタジーS12着、阪神JF14着、1800m500万5着」。次点は「1400m」で、「アルテミスS11着、京都2歳S6着、阪神JF14着、君子蘭賞5着」。次々点は「1600mで1800m以上が「フラワーC3着のみ」。残り7頭は「1800m以上連対」。)
<コース>
「阪神連対」6頭、「初出走」4頭。
残りは…
「新馬5着、未勝利5着、500万3着」のアメリアブルーム
「阪神JF4着のみ」のペプチドサプル
「阪神JF8着とチューリップ賞4着」のロカ
「芝はゆきやなぎ賞10着のみ」のタガノベルーガ
「未勝利7着とゆきやなぎ賞7着」のセレブリティモデル
「君子蘭賞4着のみ」のナンヨーユナ
「500万16着のみ」のハッピーグラス
「君子蘭賞3着のみ」のヤマニンソルファ
「チューリップ賞6着のみ」のムードインディゴ
「アルメリア賞4着のみ」のプティマカロン
「500万以上掲示板」か「2戦以下」はセーフか。
(3着は「阪神連対」5頭、「初出走」3頭。残りは「GⅠ14着と500万5着」「GⅠ9着と500万8着」。)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」7頭、「マクり差し」4頭、「差し」8頭。
1000mは62.7、64.8、63.6、60.7、61.4、64.8、60.1、62.3、60.8、60.0。
ペースが遅くなるし、コースもあって先行やマクリが多いが、距離適性もあって後方からでも通用する。
(3着は「逃げ」1頭、「先行」3頭、「差し」5頭、「追い込み」2頭。)
<その他>
「人気」は1番人気3連対、2番人気5連対、3番人気2連対。
7番人気4連対、4番人気2連対、9番人気2連対、残りは5、8番人気。
(3着は2、1、5、4、3、2、12、7、3、9番人気。)
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で20頭中18頭。
2、3番手からの競馬をした2頭以外は該当しており、残り600mでいい脚を使えるかがポイント。
キャリア2戦のロッテンマイヤーとキャリア3戦のヤマニンソルファ以外は「連対時に上がり3番手以内」。
(3着は10頭中7頭が該当。「連対時に上がり2番手以内」。)
鞍上は現役で「浜中俊」騎手、「M.デムーロ」騎手、「藤岡佑介」騎手が2連対。
桜花賞と同日だが、先を考えると賞金加算だけでは無く、本番にも乗ってもらえる騎手を選ぶ可能性も。有力馬がいない騎手に頼むという事も考えられる。
(3着は「藤岡佑介」騎手の2回が複数。)
連対馬の所属は「関東1:関西19」。
本番の優駿牝馬が東京開催だし、少し後にトライアルのフローラSとスイートピーSがあるので、わざわざ遠征してくる有力関東馬は少ないようで。
(3着は「関東0:関西10」。)
枠は平均12.9頭もあってか「内12:外8」で「内が少し多め」。
馬番はと「7番」の4連対がトップ。
「1番」「3番」「4番」「8番」「9番」「12番」「16番」が2連対ずつで続く。
距離もあり、ペースも上がらないので、大外が不利という事はなさそう。
(3着は「内8:外2」。馬番は「1番」「5番」が2回ずつ。)
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