中京1600mで行われるハンデGⅢ「中京記念」。
以前は3月に2000mで行われていたが、2012年の中京改修や番組改編で全く違うモノに。
ですので、改修後の過去6年の3着まで18頭を見ていきます。さらに実績などは他の「1600mハンデGⅢ」を、コースや脚質などは「1000万以上の新・中京1600m(中京記念と2歳OP除く)」の連対馬を参考までに載せておきます。
中京記念の傾向 (1600m後の過去6年の3着馬データ+α) 2018
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OPは3戦5着3回、重賞は共同通信杯12着と京都新聞杯3着」のガリバルディ
「OPがパラダイスS8着のみ、重賞は福島牝馬S6着とヴィクトリアマイル15着」のアルマディヴァン
次点は「OP勝ち」。該当するのは…
「重賞初出走」のウインガニオン
「重賞3戦して富士S6着、京都金杯9着、東京新聞杯8着」のブラックムーン
「重賞5戦して新潟2歳S3着やデイリー杯2歳S3着、きさらぎ賞4着など」のピークトラム
「重賞は阪急杯11着とマイラーズC8着」のケントオー
「重賞11戦してNHKマイルC3着、毎日杯3着、鳴尾記念3着、小倉大賞典3着など」のリルダヴァル
「重賞8戦して阪神C3着、阪急杯3着、京成杯4着、アーリトンC5着など」の12年のフラガラッハ
残り10頭は「重賞連対」。
うち6頭が「複数重賞連対」。
開催時期やコースは違いますが、同じ「1600mハンデGⅢ」の「京都金杯」「ダービー卿CT」「京成杯AH」10回の連対馬では…
「京都金杯」は「1600万勝ち」3頭、「OP勝ち」2頭、「重賞連対」15頭(2年延ばすと「1000万勝ち」があるが)
「ダービー卿CT」は、「1600万勝ち」4頭、「OP勝ち」2頭、「重賞連対」14頭
「京成杯AH」は、「1600万勝ち」4頭、「OP勝ち」1頭、「重賞連対」15頭
夏開催という事を考えると、少し実績は低くなると考えたい。
<距離>
全馬に共通するのは「1400m以上勝利」。
1400mまでなのは、1600m以上が…
「1600mダート未勝利10着と1800m未勝利5着」のスマートオリオン
それ以外の17頭は「1600m以上勝利」。
この内10頭に「1800m以上連対」があり、15年までは1600mまでは牝馬のみだったが、16年に牡馬も絡んでしまったので、気にする必要はないようで…。
ちなみに「距離短縮」では「1800mや2000m勝ちで、1600m7戦して米子S3着や中京記念4着」の13年度のミッキードリーム以外は「1600m連対」があった。
直線が延びて坂が出来ており、すこし長い距離で結果がでている方が良さそうだったが…。
「1000万以上の新・中京1600m連対馬(中京記念と2歳OP除く)」42頭では…
「連対なしで1000万出走(1600m未勝利3着、1800m1000万3着)」のケルンフォーティー以外に「1600m以上勝利」があった。
内29頭には「1800m以上連対」があった。
ちなみに3頭は「1800m以上勝利で、1600m連なし(出走あり)」。
<コース>
「中京連対」6頭、「初出走」8頭。
残りは…
「500万3着のみ」のブラックムーン
「新馬7着と500万7着」のケントオー
「高松宮記念7着のみ」のスマートオリオン
「中京記念4着のみ」の13年時のミッキードリーム
左回りに加えて、直線に急な坂が出来た影響もあってか、中京に連対のなかった10頭には「東京連対」か「阪神連対」があった。
「1000万以上の新・中京1600m連対馬(中京記念と2歳OP除く)」42頭では…
「中京連対」15頭
「初出走」15頭
「3着」7頭
「5着」4頭
「7着と8着」1頭
<脚質>
「先行」6頭、「差し」9頭、「追い込み」3頭。
1000mは58.4、59.0、58.2、60.1(稍重)、58.7、59.1。
6回中4回は後方からが勝っており、直線の長さと最終週の馬場もあって後方からが有利。
「1000万以上の新・中京1600m連対馬(中京記念と2歳OP除く)」38頭では…
「逃げ」5頭、「先行」17頭、「差し」19頭、「追い込み」1頭。
開催が早い場合もあってか前が多く、1000mは57.4~62.6で速くなる事も。
<その他>
人気は…
17年が5→2→1番人気
16年が7→6→4番人気
15年が6→13→3番人気
14年が7→11→5番人気
13年が5→13→3番人気
12年が5→6→10番人気
上位人気よりも5番や6番人気が強い?
1番人気が3、10、7、10、10、7着、2番人気は2、12、8、8、4、11着と苦戦している。
「上がり3ハロン3番手以内」は18頭中12頭。
2017年の1着、2016年の2着、2015年の1、3着と2012年の2、3着以外が該当しており、いい脚が使える馬はプラス。
「最速」が4勝3着2回しており、最も良い脚を使えそうな馬は注目。
「1000万以上の新・中京1600m連対馬(中京記念と2歳OP除く)」では42頭中31頭が3番手以内に該当していた。
ハンデは52~58キロで平均56.17キロ。中央値は56.5キロ。
「実績も高い」事や「52キロと54キロが牝馬」だった事を考えてもハンデが重めでやれている。
トップハンデは57~58.5キロで、のべ11頭で58キロ以下が1着2頭、2着1頭、3着2頭。
「鞍上」は…
連対は「高倉凌」騎手の2勝、「福永祐一」騎手の1勝2着1回、「小牧太」騎手と「太宰啓介」騎手の2着2回が複数。
小牧騎手は違う馬で6番人気で2度、同じ馬での連対だが、高倉騎手が5番人気2度、太宰騎手は二桁人気2回と上手く乗っている。
ちなみに「1000万以上の新・中京1600m連対馬(中京記念と2歳OP除く)」38頭では…
「福永祐一」騎手の4連対がトップ。
「和田竜二」騎手、「川田将雅」騎手、「北村友一」騎手、「吉田隼人」騎手の3連対、「M.デムーロ」騎手、「C.ルメール」騎手の2連対が続く。
中京という事もあって、3場開催などの影響もあり、若手の騎手も多いので、その辺りを狙うのも一つか。
「年齢」は…
「5歳」9連対、「6歳」3連対3着3回、「4歳」3着2回、「7歳」1連対
夏競馬という事もあってか年齢が高い馬でもやれている。もちろん、馬次第だが…。
18頭で「内8:外10」で外が少し多い。
特に「16番」「15番」「12番」が2連対、「14番」「13番」が1連対ずつで、外が不利という感は無い。
最終週という事を考えても馬場のいい所を通れるのはプラスか。
近走は「3戦以内にGⅡ7着、GⅢ8着、OP6着以上」で可能性がある。
連だけでなく3着でも「1年以上前」になる場合もあるので、見極めがしづらい。
「状態」というよりも「コース適性」の印象もある。
ただ、18頭中12頭は「2戦以内に連対」しており、全くダメというワケでは無い。
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