逃げ馬が33.9で上がったローズSは…
5番人気カンタービレはいいスタートから先行。2番手になりそうな勢いだったが、5頭ほどが上がって1ハロンで7番手。残り1400mで上がり始めて、1200mでは2番手。4コーナーで先頭に並びかけ、残り600mでは先頭に立つ。直線に入ってもすぐには追い出さず、仕掛けてリードを広げる。300mを切って追いだして、鞭を回して200m辺りで左ムチが入る。ムチと追いを繰り返して、残り100mで鞍上がチラっと後ろを確認して一ムチ入れると、最期は抑えてゴールし、優勝。
「追い切りに乗ってその内容も良かったので、自信を持って臨みました。ただ今日は外枠スタートで前に壁を作りにくかったので、折り合いが心配でした。でも今日は2番手で自分のペースで走ってリラックスしていました。それで勝つことができました。アーモンドアイは特別な馬ですが、秋から牝馬みんなが強くなっていますから、GIを勝つのは簡単ではありません。」とC.ルメール騎手。
2番人気サラキアは遅れて後方になるも、仕掛けて巻き返す。200mで10番手。道中はほぼその辺りの位置取り。4コーナーでは外を回って直線へ。追いだそうとするも逃げ馬が外へ進路を取った事に起因して、内から馬が外へ。それを交わして、追い直す。加速して300mほどで5番手で、残り200mを切って左ムチが入る。ムチの連打で2番手に上がるが、前には届かず2着。
「ゲートの出は今日はいいほうでした。その後は二の脚で中団に取り付きました。春より落ち着いて折り合いもついていました。直線もいい脚を見せてくれました。前残りの馬場コンディションの中、スローペースの中でしっかり権利を獲ってくれました。馬は体も良くなっています。まだ良くなりそうです。巻き返せるよう頑張ります。」と池添謙一騎手。
13番人気ラテュロスはいいスタート。先行して6番手に控える。もう一ハロンで5番手。残り1000mで6番手。4コーナーでは内から2頭目を周って直線へ。前に馬がいて進路が無かったが、逃げ馬が外へ行ったことで開いた内をつく。追い出して残り300mの手前で左ムチが入る。ハミを合せたか、手綱を持ち直してムチを入れると、残り200mで2番手に上がる。ムチと追いで頑張っていたが、外から交わされる。逃げ馬にも差されるが、差し返して3着。
「前回乗って感触を掴んでいました。元々素質のある馬で、これぐらい走れる馬です。」と秋山真一郎騎手。
4着はゴージャスランチ。5着はウラヌスチャーム。
1番人気サトノワルキューレは6着。「ゲートはいつも出ないので問題ない。今日は調子が悪かった。直線も全然伸びてくれなかった。」とM.デムーロ騎手。
3番人気オールフォーラヴは9着だった。「春より実が入ってよくなっていました。ただ、それがまだ競馬につながらない感じです。」と川田将雅騎手。
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予想は2着、4着、6着、15着。
敗因はペースがココまで遅くなるとは思わず。なったとしても早めに仕掛けると考えたのマズかった。
カンタービレはフラワーCの事もあり、ラテュロスも楽に逃げられないと踏んだのが失策。ラテュロスは前走の4着を気にして候補にも残さず。
逆に先行勢として期待したゴージャスランチが行くとは思わず…。サトノワルキューレももう少し前でレースをすると思ったが…。
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ゴージャスランチは「雰囲気は良かったです。頑張っているけど、今日の形ならもっと頑張ってほしいですね。」と横山典弘騎手。
トーセンブレスは「何だろう。いい感じで運べていたのに、4コーナーで追い出すと全然だった。よく分からないよ。」と柴田善臣騎手。
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上位人気が怪しい部分もあっただけに、展開で狙うのも一つでした…。
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