4コーナーで歯がゆかった阪神ジュベナイルFは…
1番人気ダノンファンタジーはまずまずスタート。そこからすぐに下げる。後ろから3番手で止まる。残り900mで1頭交わして、15番手。4コーナーでは外目を回って、直線に入る所で締めに来たクロノジェネシスの内を、流れで身体を入れて進路を併せになるが確保。馬場の外側を追い出して加速すると、残り300mで左ムチが入る。追って追って、右に持ち替えてムチが入ると残り200mで3番手。左手一本で追い、右ムチを入れて残り100mで先頭に立つと、そのまま外のクロノジェネシスに交わさせずゴールし、優勝。
「リラックスして良い位置からレースを運べました。4コーナーから反応よくいい脚を使ってくれました。来年の桜花賞では大きなチャンスがありそうです。」とC.デムーロ騎手。
2番人気クロノジェネシスは出遅れ。後ろから2頭を追走。残り1200m辺りから最後方と並んでの追走。残り1000mで17番手に上がり、4コーナーでは一番外を回る。直線への入り口で内からダノンファンタジーに寄せらると外へ流れて内をあけてしまう。相手が先に動いて、残り400mで左ムチが入る。右手のみで追って、左で鞭を入れるスタイルで半馬身差を追いかけ、残り200mで4番手辺り。残り100mを切って2番手に上がるも、最期まで半馬身が届かず2着。
「スタートは隣の馬に入られて怯んでしまいました。1800mを2戦してからの1600m戦でこのメンバーが相手でしたから、そこまで前の位置をとは考えずリズムを重視して瞬発力を生かそうと思っていました。うまく勝ち馬に蓋をすることができたと思ったのですが、勝ち馬がしぶとかったです。いい脚を使ってくれました。」と北村友一騎手。
4番人気ビーチサンバのスタートもまずまず。11番手辺り。道中はほぼその位置取り。4コーナーで仕掛けて、やや外へ進路を取って追い出す。鞭を持ち替えて、残り300m辺りで左ムチが入る。しかし、外の2頭にスッと交わされて、鞍上が鞭を持ち替えて右ムチを入れる。急いで追ってムチの連打で追いすがるも3着。
「スタートが良くていいポジションをとれました。直線もスムーズに外へ出せていました。切れ負けする形にはなりましたが、交わされてからもまた伸びているあたりに高いポテンシャルや伸びしろを感じました。まだ若い馬で身体が整っていない部分が競馬にも出ているのかなと思います。来年が楽しみです。」と福永祐一騎手。
4着は3番人気シェーングランツ。「残念です。結果的に外枠の方が良かったかもしれません。外に出したかったですね。直線にはエンジンをかけて向きたかったです。そこが残念です。ただ馬は本当に良くなっています。来年が楽しみです。」と武豊騎手。
4コーナーで外に出した2頭と違って内をついたために、ローゼンクリーガーがいて外にすぐに出せず。250mほどしか競馬をしていないので、アレでは…。
5着はプールヴィル。
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予想は1着、4着、7着、17着。
敗因は少し人気薄を狙おうとしたこと。
後方から脚の良かったクロノジェネシス。前走からも位置取りが合いそうなビーチサンバを切ったのは失策。
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タニノミッションは「前半は少し行きたがっていましたが、道中は我慢できて内をさばいて来られたんですがね。まだ2戦目ですし、素質は感じました。」と浜中俊騎手。
ベルスールは「前半折り合いが難しかった。1200から1400メートルがいいように思う。」とB.アヴドゥラ騎手。
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傾向通りに堅い決着になりそうでしたが、年間回収率を考える12月は毎年変な予想しすぎます…。
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