中山1600mで行われる3歳牝馬GⅢ「フェアリーステークス」。
07年までは2歳1200mのGⅢ戦として12月開催。条件変更の準備期間のために08年は休止、09年から1600mになり、3歳1月開催となった。09~11年は1回4日目、19年と17年と12年と13年は1回3日目、14年と15年は1回5日目、16年は4日目。18年は2日目。
1600mになってからは今年で11年目。
フェアリーSの傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2019
<実績>
最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
連対馬16頭を細かくみると…
「新馬勝ち直後」5頭
「新馬2着、未勝利1着」のプリモシーン
「新馬1着、アルテミスS13着」のライジングリーズン
「新馬2着、未勝利2、1着、アルテミスS13着、赤松賞3着」のビービーバーレル
「新馬6着、未勝利1着、葉牡丹賞9着」のダイワドレッサー
「新馬6、未勝利7、1着」のローデッド
「新馬8着、未勝利5、6、1着」のマイネエポナ
「新馬8着、未勝利2、4、1着」のコスモネモシン
「新馬3着、未勝利1着、百日草特別8着、ベゴニア賞10着」のニシノアカツキ
「新馬2着、未勝利2着、1着、サフラン賞3着」のスピードリッパー
次点は「500万2着」。
「新馬2着、未勝利1着、白菊賞2着」のスカーレットカラー
「新馬1着、サフラン賞2着」のアエロリット
次々点は「500万勝ち」のトーセンベニザクラ、ダンスファンタジア、ジェルミナルで、「阪神ジュベナイルF出走組(10着、9着、6着)」。
残りは「OP2着(500万3着)」のノットフォーマル。
3着馬は…
「新馬1着」のレッドベルローズ
「新馬8着、未勝利2、2、1着」のモリトシラユリ
「新馬2着、未勝利2、2、2、1着」のダイワダッチョス
「新馬1着、アスター賞2着、アルテミスS10着、赤松賞2着」テンダリーヴォイス
「新馬2着、未勝利4、4、1着」のリラヴァティ
「新馬4着、未勝利勝ち、芙蓉S勝ち、阪神JF8着」のサンブルエミューズ
「新馬勝ち、500万2着」のダイワミストレス
「新馬勝ち、札幌2歳S3着、エリカ賞7着」のアドマイヤセプター
「新馬勝ち、萩S2着、黄菊賞1着」のテイラーバートン
「新馬勝ち、くるみ賞3着、ホープフルS11着」のグッデーコパ
<距離>
連対馬すべてに共通するのは「1500m以上勝利」。
1500mまでなのは…
「1600mがアスター賞4着、1800mは新馬6着ときんもくせい特別3着」のノットフォーマル
残りは19頭は「1600m以上連対」。ちなみに距離短縮?では「1800m勝ちで、1600m以下が1400m新馬6着のみ」のダイワドレッサーがいる。
3歳牝馬限定の1600m重賞クイーンCやチューリップ賞などでも「1400m連対」がラインで、同じ中山1600mの3歳GⅡニュージーランドTでも少ないが「1400m連対(長めでもやれていたが)」もあるだけに、コレは珍しいかと。
3着では…
「1400m勝ち、1600m未勝利2着(0.1秒差)」
「ダート1400m1着、芝1200m2着」
「1500m勝ち、札幌2歳S3着、エリカ賞7着」
がいるが、残り7頭は「1600m以上勝利」。
<コース>
「中山連対」6頭、「初出走」12頭。
残りは…
「葉牡丹賞9着のみ」のダイワドレッサー
「新馬8着のみ」のマイネエポナ
初出走は「東京」からの転戦が最も多い。「関西のみ」もおり、輸送をこなせるなら問題はないようだが。
3着は「中山連対」6頭と「初出走」4頭。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」8頭、「マクり差し、差し」10頭。
800mは48.0、46.1、47.5、48.1、48.1、47.7、47.8、45.1、45.0、48.6。
17年と11年と10年はペースが速かったが、前目が残っていた。
コース的には前が有利だが、中山は12月から使っていた影響もあって差しも決まる。ただ、かなり後方からの競馬では厳しい。
3着は「逃げ」1頭、「先行」5頭、「差し」3頭、「追い込み」1頭。
<その他>
10年で1番人気4連対、2番人気2連対、3番人気2連対。
10番人気4連対と11番人気2連対で、残りは4、5、6、7、8、14番人気。
出走メンバーのレベルもあって堅くはない。
3着は7、7、7、3、4、2、5、2、1、10番人気。
14年で崩れたが、上位人気で4着以下に敗れた馬は「中山初出走」が多い。
かなり出遅れた馬や途中からハナに立ったり、後方から届かなかった馬もいるので、油断できない。
ただ、怪しんでいた「東京新馬勝ち直後」が絡んだりしており、あまり気にしなくてもいい。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で連対9頭。
前が有利な事もあって少なく、じっくり構えて上がりだけ考えていては危うい。
3着も4頭のみなので、早めに動いている方が結果はいい。
10年で「戸崎圭太」騎手3連対がトップ。
「横山典弘」騎手、「石橋脩」騎手、「三浦皇成」騎手の2連対が複数。
(3着は「蛯名正義」騎手の2回。連にも名がある「田中勝春」騎手や「北村宏司」騎手がいるが…。)
出走馬の実績の無さや人気薄が絡む影響もあるだろうが、シンザン記念と比べるとバラエティに富んでいる。
ただ、17年はシンザン記念と同日だった…。
3着までを含めても30頭中24頭が「関東馬」。
素質馬なら牝馬でもシンザン記念に出走する事もあり、時期もあると思うが、関西馬は少ない。
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