中京ダート1800mで行われる古馬GⅡ「東海ステークス」。
重賞としては00年から5月でダート2300mGⅡだった。中京の改修にともなって10年と11年、さらに改修後の12年も名前と反してそのまま京都ダート1900m開催。13年から1月に中京開催をねじ込み?、平安Sと入れ替えるカタチでフェブラリーSの前哨戦に。
新しい条件になってからは7回目と少ないので、「フェブラリーSの前哨戦」という意味では出走馬のレベルはある程度維持されると考えて、「実績」や「その他」は「旧・平安S」、ペースや出走馬のレベルは違いますが「コース」と「脚質」は、「1000万以上の新・中京ダート1800m(東海S除く)」の連対馬のデータも参考に。
東海Sの傾向 (過去5年3着まで+αデータから) 2019
<実績>
18年は…
「チャンピオンズS2着やみやこS1着など」のテイエムジンソク
「OP2着、川崎記念3着、マーチS12着、エルムS4着」のコスモカナディアン
「アンタレスS1着や東海S2着など」のモルトベーネ
17年は…
「レパードS1着、みやこS2着など」のグレンツェント
「1600万勝ち、みやこS6着のみ」のモルトベーネ
「1600万勝ち、OP5戦3着2回など、重賞出走なし」のメイショウウタゲ
16年は…
「OP勝ち、重賞6戦してダイオライト記念3着、みやこS4着やレパードS5着など」のアスカノロマン
「1600万勝ち、OP以上はみやこS7着のみ」のモンドクラッセ
「みやこS勝ち、チャンピオンズC4着など」のロワジャルダン
15年は…
「フェブラリーS勝ちや交流GⅠ2勝2連対など」のコパノリッキー
「前年2着、マーチS勝ち」のグランドシチー
「レパードS1着、みやこS1着など」のインカンテーション
14年は…
「JCダート勝ち、平安S勝ちなど」のニホンピロアワーズ
「マーチS勝ち」のグランドシチー
「1600万勝ち、OP出走なし、重賞は平安S12着のみ」のマイネルバイカ
13年は…
「JDD1着、ユニコーンS2着」のグレープブランデー
「武蔵野S1着」のナムラタイタン
「レパードS1着」のホッコータルマエ
「GⅠ」は7頭が「4着以内」、残りは「チャンピオンズC13着」、「チャンピオンズC10着とJCD14着」、「JCダート6着とフェブラリーS11着」、「JCD6着のみ」と「GⅠ出走なし」。
過去10年の「旧・平安S」も「1600万勝ち」(4頭)が最低連対ライン。次点「OP勝ち」(5頭)もそうだが、「上のクラス不出走」や「GⅢ5着のみ」、「GⅢ3着など」でも通用していた。11頭は「重賞連対」。
<距離>
全馬に共通するのは「1600m以上勝利」。
1600mまでだったのは1700m以上が…
「マーチS5着(0.4秒差)、ジャパンカップダート7着(1.4秒差)、東京大賞典4着(1.6秒差)」のナムラタイタン
乗り替わりもあったが、GⅢ1戦とGⅠ2戦と高いレベルである程度やれていた。
残17頭には「1800m以上勝利」があった。
ダート1800m重賞「チャンピオンズC」、「平安S」、「アンタレスS」、「レパードS」、「みやこS」、「ジャパンカップダート」を見ても、ほとんどが「1800m以上連対」。
ただ、ジャパンカップダートのグロリアスノアが「1600m勝ちで、1800m以上がジャパンダートダービー4着とレパードS9着」から2着に絡んでおり、ナムラタイタンのように可能性はある。
ちなみに「新・中京ダート1800m」の「1000万以上(東海S除く)」の連対馬84頭では…
「1600m勝ち、1800m500万5着のみ」のプロスパラスデイズ
「1400m勝ち、1600m以上が1600m(1000万)4着のみ」のキングズガード
「1700m勝ち、1800m以上は芝2000m新馬5着、芝1800m500万8着」のスズカセレクト
「1400m勝ち、1600m以上がアーリントンC13着とユニコーンS5着」のワイドバッハ
がいるが、80頭は「1800m上連対」。
<コース>
「中京連対」6頭、「初出走」5頭。
残りは…
「OP9着のみ」のモルトベーネ
「500万8着とOP4着」のメイショウウタゲ
「チャンピオンズC4着のみ」のロワジャルダン
「チャンピオンズC12着のみ」のコパノリッキー
「東海S5着のみ」のグランドシチー
「故障明け2戦目のOP6着」のグレープブランデー
「500万6着のみ」のホッコータルマエ
中京に連対の無かった12頭中9頭は「東京連対」があり、「左回りをクリア」。残りは左回りは「東京OP5着と11着」、「東京出走無し」、「川崎記念5着のみ」だった。さらに「中山連対」4頭と「阪神連対」6頭、残り1頭は「阪神重賞を含む3着3回など」で、急な坂もある程度はこなしていた。
「新・中京ダート1800m」の「1000万以上(東海S除く)」の連対馬84頭では…
「新・中京ダート連対」32頭
「新しい中京ダート・初」42頭
「3着」2頭
残りは「新馬5着のみ」「GⅠ12着のみ」「未勝利5着と6着」「500万6着のみ」「1000万9着のみ」「GⅠ4着のみ」「500万5着と6着」「500万5着のみ」と「1戦または掲示板」
<脚質>
18年は「逃げ」「マクり差し」「先行」
17年は「差し」「先行」「差し」
16年は「先行」「逃げ」「先行」
15年は「先行」「差し」「追い込み」
14年は「先行」「差し」「差し」
13年は「差し」「先行」「先行」
1000mは61.5、63.7、62.9、61.2、60.4、60.4。
「新・中京ダート1800m」の「1000万以上(東海S除く)」の連対馬84頭では…
「逃げ」13頭
「先行」45頭
「差し」21頭
「追い込み」5頭
1000mは59.3~63.6でやや遅くなる事が多い。直線は長くなったが「前が多い」。
<その他>
「人気」は…
18年は1番人気→13番人気→6番人気
前走逃げてOP快勝の2番人気ディアデルレイは2番手から追いかけたが9着。シリウスS2着で前走OP12着のドラゴンバローズは後方からの競馬で13着。
17年は1番人気→12番人気→10番人気
3番人気ピオネロは10月以来で2番手からも6着。2番人気アスカノロマンはGⅠ3着からも6番手辺りで8着。
16年は4番人気→2番人気→1番人気
3番人気インカンテーションは前年の5月以来の競馬で11着…。
15年が1番人気→9番人気→3番人気
2番人気ナムラビクターはチャンピオンズC2着以来だったが…。
14年が1番人気→3番人気→8番人気
2番人気グレープブランデーはフェブラリーS後は不調だった。
13年が4番人気→8番人気→1番人気
2番人気グランドシチーは後方から届かず。3番人気ハートビートソングもいつもより位置取りが後ろに。
「旧・平安S」は5年で、1番人気4連対、2番人気1連対、3番人気2連対。残りは5、6、10番人気。
ジャパンカップダートが阪神になってからは、上位人気の連対が多くなっていた。
「上がり3ハロン3番手以内」は18頭中11頭。
18年は3頭とも該当せず。先行有利もあるが、6年中5年は勝ち馬は該当しているので、当日良い脚を使える馬は入れておきたい。
「前哨戦」は「チャンピオンズC(2着、4着、10着)」、「東京大賞典(2着、3着、4着)」、「JCD組(6着、5着)」、「みやこS(6、7着)」で、OPは「ベテルギウスS2着」、「師走S(12、1、4、4着)」、「フェアウルS2着」、残りは「1600万1着」。
年齢は…
18年 6歳→5歳→6歳
17年 4歳→5歳→6歳
16年 5歳→5歳→5歳
15年 5歳→8歳→5歳
14年 7歳→7歳→5歳
13年 5歳→7歳→4歳
5歳馬や7歳馬が多いので、折り合い的な部分か…。
旧・平安Sでは
「5歳」8連対、「4歳」5連対、「6歳」3連対、「7歳」2連対、「8歳」2連対。
「鞍上」の重複は2着と3着で「秋山真一郎」騎手、3着2回の「幸英明」騎手。
勝利騎手は
18年は「古川吉洋」騎手
17年は「横山典弘」騎手
16年は「太宰啓介」騎手
15年は「武豊」騎手
14年は「酒井学」騎手
13年は「C.ルメール」騎手
「新・中京ダート1800m」の「1000万以上(東海S除く)」の連対馬84頭では…
「武豊」騎手の7連対がトップ。
「M.デムーロ」騎手の5連対、「和田竜二」騎手、「太宰啓介」騎手、「福永祐一」騎手、「川田将雅」騎手、「藤岡康太騎手」騎手の4連対、「北村友一」騎手、「川須栄彦」騎手、「濱中俊」騎手が3連対など(現役)。
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