東京ダート1400mで行われるGⅢ「根岸ステークス」。
フェブラリーSの前哨戦で14年から「勝ち馬に優先出走権」が与えられる。本番へは、年末のジャパンカップダートや交流GⅠからの参戦が多く、ココは下のクラスから上がってきた馬が多い。00年までは1200mで11月開催だったが、01年から1月開催の1400mに変更された。東京改修時の03年は中山1200mで行われた。
根岸Sの傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2019
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OP以上が武蔵野S3着のみ」のモーニン
「OP以上がギャラクシーS3着のみ」のメイショウマシュウ
「OP以上初」のサマーウインド
次点は「OP勝ち」。
「重賞3戦してプロキオンS7着、武蔵野S3着、チャンピオンズC4着」のカフジテイク
「重賞は武蔵野S15着とカペラS5着」のタールタン
「ダートは武蔵野S4着のみ、芝はマイルCS3着など」のゴールスキー
「重賞出走無し」のトウショウカズンとヒシカツリーダー
残り12頭は「重賞連対」。
ちなみに12頭とも「中央重賞連対」。地方とはダートの質などの違いもあるので、クリアしている方がいいかと。出走している場合は「中央ダート重賞5着以内」があった。
(3着も「1600万勝ち」で、「OP以上出走なし」1頭。次点は「OP勝ち」で「ダート重賞出走なし」2頭。残りは「中央重賞連対」。)
<距離>
全馬に共通するのは「1400m以上勝利
16頭には「1600m以上連対」があり、少し長い距離でやれているのはプラス。
18年に「1600m勝ちで、1400m以下初」のノンコノユメがいる。
08年には「1200m勝ちまでで、芝で1400mOP6着と9着、ダートは1400m1000万10着、3着、4着」のタイセイアトムがいる。
(3着は10頭とも「1400m以上連対」。ただ、1600m以上勝ちで「1400m以下が根岸S10着とプロキオンS5着」のグレープブランデーがいる。)
<コース>
「東京連対」13頭、「初出走(ダート初含む)」3頭。
残りは…
「ダートがOP4着のみ(芝はGⅠ2戦)」のノーザンリバー
「1600万8着のみ」のメイショウマシュウ
「南部マイルCS(東京開催)3着、GⅢ7着と9着」のシルクフォーチュン
「1600万7着のみ」のトウショウカズン
「ダート1戦」か「GⅠ3着」なので、数を走ってダメなら左回りが苦手という事も。
(3着はすべて「東京連対」。)
<脚質>
「先行」7頭、「差し」9頭、「追い込み」4頭。
800mは45.7(重)、46.9、46.4(稍重)、47.6(重)47.3、48.0、47.4、47.3、47.4、46.2(重)。
ダートで先行有利だが、直線が長い事もあって後ろからも届いている。
10年で7回は「1着の方が2着より位置取りが後ろ」だった。
(3着は「先行」3頭、「差し」4頭、「追い込み」3頭。)
<その他>
1番人気は6連対、2番人気2連対、3番人気2連対。
4番人気3連対、5番人気2連対、6番人気2連対、残りは8、9、11番人気。
「1~6番人気」がメインだが、人気薄も2割ほど絡む。
3着は2、4、10、15、5、10、5、10、4、7番人気。
特に3着は二桁が半分ほどを占めており、1頭は入れておきたい。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で15頭。
ダート戦の割に後方からも多く、そこそこ該当。
ただ、「勝ち馬すべては該当」しており、まずは良い脚が使えそうな馬を選びたい。
3着は10頭中6頭が該当。
鞍上は「戸崎圭太」騎手の3連対がトップ。
「内田博幸」騎手、「武豊」騎手、「三浦皇成」騎手が2連対ずつ。
(3着は「岩田康誠」騎手の3回や「内田博幸」騎手の2回など。)
ただ、馬は後述なのに対して、ヤネは関東所属10連対3着5回。
同日重賞もあったが、やはりコースを知っている騎手がいい。
連対馬20頭中19頭が「関西馬」。
関東の重賞だが、圧倒的に関西馬が多い。
3着も10頭中9頭が「関西馬」。
「年齢」は…
「5歳」8連対
「6歳」5連対
「4歳」4連対
「7歳」2連対
「8歳」1連対
と、明けて間もないという事もあってか、5歳がトップ。折り合いなどもあってか6歳が続く。
(3着は「8歳」4頭、「5歳」2頭、「4歳」1頭、「6歳」2頭、「7歳」1頭。)
「前走」は…
「ギャラクシーS(3、1、3着)」3頭
「武蔵野S(3、2、4着)」3頭
「チャンピオンズC(9、4、6着)、JCD(5着)」3頭
「カペラS1着」2頭
「大和S1着」2頭
「エルムS1着」1頭
「ファイナルS1着」1頭
「エニフS1着」1頭
「ジャニュアリーS1着」1頭
「師走S2着」1頭
「JBCスプリント2着」1頭
「GⅠ」や「芝」、武蔵野S掲示板は度外視できるが、まずは前走勝ちの「状態のいい」馬を選びたい。
人気薄も該当しているので、ココを押さえておきたい。
(3着は「チャンピオンズC7着」「武蔵野S14着」「兵庫GT5着」「師走S9着」「ガーネットS4着」などもセーフだが、残りは「3着以内、または条件戦勝利」
10年で「東京ダート1600m重賞連対」が9頭、「武蔵野S3着のみ」2頭、「武蔵野S15着」1頭、「南部杯マイルCS(東京開催)3着と武蔵野S7着と9着」1頭、「武蔵野S4着のみ」1頭。
残りは「東京ダート1600m重賞への出走自体」が無なかった。
スタートして200m後からは同じコースなので、出走しているならある程度走れているのと相性は良い。
東京ダート1600m以外の重賞は、プロキオンSかカペラS(ガーネットSも含む)と「重賞連対」は限られそう。
(3着は「東京ダート1600m重賞」は5頭。「フェブラリーS3着、武蔵野S3着や5着」1頭、「フェブラリーS14着と15着」1頭。残り3頭は「重賞出走なし」。)
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