京都2200mで行われれる3歳GⅡ「京都新聞杯」。
優先出走権はありませんが、賞金加算で東京優駿(日本ダービー)への出走を狙える重要なレース。キズナが本番でも勝利、サトノラーゼンが2着している。
以前は菊花賞トライアルとして秋に開催されていたが、菊花賞の時期変更にともなって2000年に移設。00年と01年は2000m開催だった。
京都新聞杯の傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2019
<実績>
最低連対ラインは「新馬勝ち」。該当するのは…
「新馬1着、ホープフルS3着、共同通信杯10着」のステイフーリッシュ
キャリアも少ない部分が大きかった。
次点は「500万2着」。
「新馬2着、未勝利1着、水仙賞2着」のサトノクロニクル
「500万6戦(7、5、7、4、2、6着)で、OP以上出走無し」のアグネスフォルテ
次々点は「500万勝ち」。OP以上が…
「毎日杯4着のみ」のプラチナムバレット
「共同通信杯6着のみ」のハギノハイブリッド
「若葉S3着のみ」のサウンズオブアース
「OP以上出走無し」のサトノラーゼン、ペプチドアマゾン、トーセンホマレボシ、クレスコグランド、デルフォイ
で、「OPは3着、GⅢは6着、GⅡは1戦7着や10着」で可能性がある。
残りは「OP連対」3頭、「重賞連対」6頭。
(3着は「500万2着」。OP以上が「共同通信杯12着」「OP以上出走無し」。次点は「500万勝ち」で、「毎日杯7着」「きさらぎ賞3着」「毎日杯4着」「弥生賞5着」「OP以上出走無し」「ラジオNIKKEI杯6着」。残りは「OP連対」1頭と「重賞連対」1頭。08年に「未勝利直後」がいる。)
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上連対」。
1800mまでだったのは2000m以上が…
「2000m以上初」のアドマイヤアルバとスマートオーディン
「若葉S4着のみ」のポルトドートウィユ
「ラジオNIKKEI杯3着、弥生賞5着」のキズナ
「皐月賞7着のみ」のゲシュタルト
出走が少ないか3着があった。
次点は「2000m連対」。
2200m以上に出走があったのは…
「2200m以上初」がステイフーリッシュ、プラチナムバレット、サウンズオブアース、ユニバーサルバンク、コスモファントム、ベストメンバー
「ゆきやなぎ賞3着のみ」のサトノラーゼン
残り8頭には「2200m以上連対」があった。
(3着は「1800m連対」。1800mまでは「福寿草特別3着のみ」と「2000m以上初」。次点「2000m」は「すみれS5着のみ」と「2200m以上初」6頭。残り1頭は「2200m以上連対」。)
<コース>
「京都連対」15頭、「初出走(ダート除く)」2頭。
残りは…
「福寿草特別3着のみ」のプラチナムバレット
「新馬5着ときさらぎ賞3着」のベールドインパクト
「京都2歳S4着ときさらぎ賞4着」のベストメンバー
2戦以下で3着や重賞で掲示板とある程度はやれていた。特に難しいコースではないので、結果は欲しい。
(3着は「京都連対」8頭、「初出走」1頭。残り1頭は「福寿草特別3着のみ」。)
<脚質>
「先行」10頭、「差し」8頭、「追い込み」2頭。
1000mは58.5、62.1、60.8、59.4、57.7、59.2、58.0、60.6、59.9、61.0。
本賞金追加のために連対狙いというのもあってか、早めの競馬をする馬が多くなってきた。
(3着は「逃げ」1頭、「先行」1頭、「マクり差し、差し」8頭。)
<その他>
1番人気4連対、2番人気5連対、3番人気4連対。
9番人気2連対で、残りは5、7、8、11番人気。
上位人気が多いが、1番人気よりも2、3番人気の方が多く、「過剰人気」には気を付けたい。
3着は4、6、4、6、5、11、1、10、1、4、6番人気。
馬券圏内に8~11番人気が2割は入っており、未対戦の馬もいるので、チャンスはある。
上位人気で4着以下に敗れた馬には…
「後方」
「イレ込み」
「直線が狭まる」
「躓く」
「1800m連対まで2000m3戦出走3着なし」
「良血」
「マイナス16キロ」
「故障休み明け」
「2200mOP2着馬」
など。14頭中8頭が「4、5着」と惜しい結果。上位人気でも2、3番人気の方が1番人気よりも多い事もあって、人気と結果の結びつきが、他のレースよりズレている。「困った時の武豊」になっている感も否めない。
対戦相手や距離適性も微妙な時期だけに、人気に執着すると危うい。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で10頭。
勝ち馬は7頭が該当している。
ただ、以前は求められたが、ココ8年ほどで減った。特に「最速」4頭に対して「2番手」5頭で、位置取りを見ても少し早めに仕掛けている方が多い。
(3着は10頭中7頭が該当。)
「鞍上」は「武豊」騎手の4連対がトップ。
「川田将雅」騎手、「岩田康誠」騎手、「秋山真一郎」騎手、「四位洋文」騎手の2連対がづつく。
大一番に向けてという事もあり、任せられる騎手を狙うのもひとつか。
(3着はバラバラ。)
過去10年で「内13:外7」で「内が多い」。
頭数が10~18頭(7年が15頭以上で平均15.4頭)という事もあるが、「1~13番」までしか連対しておらず「外不利」。
「馬番」は「11番」が5連対と異様に抜けている。
他も「8番」が4連対、「2番」「5番」が3連対と、頭数の影響もあるのか、相性が良さそう。
(3着は「内6:外4」。馬番は「6番」「15番」が2回。)
「前走」は「500万1着」9頭がトップ。
他にも「500万(2、6着)」2頭がおり、まずは「前走500万組」をチェックか…。
OPは「若葉S4着」2頭、重賞は「皐月賞(7、7、5着)」3頭、「毎日杯1着」2頭、「ラジオNIKKEI杯2着」。
「GⅠ不問、重賞は8着、OP4着、500万6着以内」が目安か。
(3着は「500万(2、2、1、1着)」4頭、「毎日杯(7、4着)」2頭、「きさらぎ賞3着」1頭、「弥生賞5着」1頭、「皐月賞9着」1頭、「すみれS5着」1頭。)
所属は「関東0:関西20」(3着も「関東0:関西10」)。
青葉賞やプリンシパルSが近くにあるので、出走自体も少ない。
関東馬は2018年4着のグローリーヴェイズと2017年5着のミッキースワローと2011年4着のルイーザシアターだけが掲示板かと。
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