中京ダート1400mで行われるGⅢ「プロキオンステークス」。
95年以前は中京OPだったが、96年から4月の阪神でGⅢに、00年から6月、06年からは7月に開催。11年は京都開催だったが、12年から新しくなった中京に移ってきた。
今の条件では8回目なので、まず7年間の3着までをチェック。それだけでは少ないので、06年以降は開催時期はほぼ同じなので、出走メンバーのレベルは変わらないと判断して「実績」は以前のプロキオンSを流用、「コース」「脚質」などは「1000万以上の新・中京ダート1400m(プロキオンS除く)」の連対馬をチェックしてみます。
プロキオンSの傾向 (新・中京後の過去7回の3着まで+α) 2019
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OPは11着と13着、重賞は京王杯2歳S9着とドバイゴールデンシャヒーン5着」のマテラスカイ
「OPは京葉S6着のみ、重賞出走無し」のトシキャンディ
次点は「OP連対」。
「OP1着、ダート重賞はサマーチャンピオン3着」のウインムート
「OP1着、重賞初出走」のキングスカードとキョウワダッフィー
「OP2着、ダート重賞は武蔵野S3着と平安S8着」の12年時のアドマイヤロイヤル
残り15頭は「重賞連対」。
(京都や阪神開催の5回分延ばしても「1600万勝ち」。「OPは3戦4着2回、重賞は2戦武蔵野S7着とカペラS4着」のシルクフォーチュン、「OP5着のみ、重賞マーチS9着のみ」のランテローザ、「OP3着のみ、重賞初出走」のトーホウドルチェがいる。次点は「OP連対」で、「OP勝ち、マリーンC4着のみ」のケイアイガーベラ、「OP7着と2着、重賞初出走」のヴァンクルタテヤマ。残り5頭には「重賞連対」があった。)
<距離>
全馬に共通するのは「1400m以上勝利」。
1400mまでは6頭なので、特に長い必要はなさそう。ちなみに残り15頭は「1600m以上連対」。
新・中京ダート1400m(1000万以上プロキオンS除く)連対馬96頭では…
「1200m連対まで」5頭 (1400m以上出走無しか3着、或いは1戦のみ)
「1300m連対まで」3頭 (1400m以上出走無しか芝3着や1600mOP6着など)
「1400m以上連対」88頭
ちなみに「1600~1800m連対で、1400mを4戦して1600万7着が最高」のメガオパールカフェがいる。他に「1600~2100m連対」のアールプロセス、「1600~1700m連対」のプラゾンドゥリストとデルマヌラリヒョンは「1400m以下初」で連対している。「1600m~1900m連対」のヒノデインペリアルと「1600~1700m連対」のノボバカラは「1400m1戦3着」があった。
直線が長くなった影響か、96頭中46頭は「1600m以上連対があり、少し長めの距離で結果が出ている。
<コース>
「新・中京ダート連対」13頭、「初出走」7頭。
残り1頭は「プロキオンS6着のみ」のガンジス。
新・中京ダートで連対の無かった8頭の内7頭には「東京連対」か「新潟連対」があり、残り1頭も「東京芝GⅠ3着とGⅡ3着」があり、『左回り』で結果が出ていた。
新・中京ダート1400m(1000万以上プロキオンS除く)連対馬96頭では…
「新・中京ダート初」41頭
「新・中京ダート連対」37頭
「新・中京ダート3着」6頭
「新・中京ダート4着」3頭
「新・中京ダート5着」3頭
「新・中京ダート6着以下(6、9、6、7、10、10着)」6頭
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」5頭、「差し」12頭、「追い込み」1頭。
1000mは56.3(不良)、58.1、57.2、58.9、58.5(稍重)、57.6、57.1で、ペースは速めだが前も残る。
新・中京ダート1400m(1000万以上プロキオンS除く)連対馬96頭では…
「逃げ」13頭
「先行」37頭
「差し」37頭
「追い込み」9頭
1000mはクラスの違いもあって57.2~61.3といろいろ。その影響やダートという事もあってか、直線は長めだが前も残る。
<その他>
「人気」は…
18年は5→1→2番人気
17年は5→1→6番人気
16年は1→3→2番人気
15年は4→2→8番人気
14年は1→2→10番人気
13年は2→5→1人気
12年は12→4→1番人気
改修後7年21頭で、1番人気と2番人気が11頭が馬券圏内。ただ、二桁人気でも絡んでいるので、人気薄も侮れない。
「上がり3ハロン3番手以内」は21頭中10頭。
「最速」が2頭しか絡んでいないので、早めに動いている方がいいかと。
新・中京ダート1400m(1000万以上プロキオンS除く)連対馬96頭でも該当するのは50頭。今までは半分に届いていなかったが、18年から一気に上がりの速い馬が増えている。
「鞍上」は「福永祐一」騎手の3連対がトップ。
「岩田康誠」騎手の2連対が続く。
3着を考えると「戸崎圭太」騎手の1連対3着1回、「川田将雅」騎手の3着2回。
新・中京ダート1400m(1000万以上プロキオンS除く)だと…
「濱中俊」騎手、「松田大作」騎手の5連対
「秋山真一郎」騎手、「和田竜二」騎手、「福永祐一」騎手、「武豊」騎手、「松山弘平」騎手、「勝浦正樹」騎手の4連対
「松若風馬」騎手、「川田将雅」騎手、「M.デムーロ」騎手、「戸崎圭太」騎手、「幸英明」騎手、「藤岡康太」騎手の3連対
などとなっている。乗りにくる数もあるとは思うが…。
「スタート地点が芝」の影響もあって、21頭中11頭に「芝連対」があった。
残りは、芝が「京王杯2歳S9着のみ」のマテラスカイ、「デビューからの2戦芝1400m15着、芝1200m5着」のインカンテーション、「芝出走無し」のカフジテイク、ノボカラ、キングスガード、ベストウォーリア2回と、「すずらん賞10着とクロッカスS7着」のニシケンモノノフと「新馬11着と桜花賞18着」のコーリンベリー。
9頭中6頭は「中京ダート1400m連対」で、後は「中京ダート1400m3着」と「中京ダート1400m初出走」。
新・中京ダート1400m(1000万以上)連対馬96頭では「芝出走無し」39頭、「芝連対」20頭、「芝3着」11頭、残りは4着以下(3戦以内)。
「年齢」は
18年は4→8→5歳
17年は6→5→8歳
16年は4→5→5歳
15年は5→4→7歳
14年は4→6→5歳
13年は6→7→7歳
12年は6→5→7歳
「5歳」が7頭、「6歳」と「7歳」が4頭、「4歳」が4頭、「8歳」2頭。少し年齢が高くても通用している。阪神や京都時代でも4歳よりも5歳以上が多めだった。
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