前目も多いが意外と差しもやれる小倉記念は…
1番人気メールドグラースはスタートから外へ行って、カデナに接触して後方へ追いやる。中団へ進んで10番手で1周目のゴール板を通過。1コーナーでは11番手。残り800mを切って9番手。持ったままで4コーナーでは軽く仕掛けて、外を回って直線へ。大外を追い出して、残り200mの手前で右ムチが入る。ムチの連打と追いでグングン加速すると、残り50mで3番手に上がって、20mを切って先頭に立ってゴールし、優勝。
「中が密集していたので外を選択したのですが、4連勝でここまで来ましたし、自信を持って走っている感じがしましたし、この馬の能力で勝った感じです。条件クラスの時はもう少し能力を出すことが難しいところがありましたが、勝ったことによって馬が自信をつけて、さらにその能力を自分で出そうとしているところがあるので、その分今日も楽な競馬ではなかったのですが馬自身が頑張って勝ち切ってくれたという印象です。毎週末たくさんのいい馬に乗せていただいて勝たせていただいているのは本当にありがたいことです。今回はいいチャンスをいただきましたから勝つことができてホッとしています。暑い小倉ですが足を運んでいただき見ていただければありがたいと思います。」と川田将雅騎手。
6番人気カデナはスタートからメールドグラースに当てられて、下がって後方から。12番手を追走。道中はその位置取り。600mを切って仕掛けて少し進出するも、外を回って直線へ。追い出そうとするも前にアドマイヤアルバがいて、その外へ進路を取る。追い出して、200mを切って鞍上の大きなアクションに応えて加速する。右ムチが入ってグングン伸びて残り20mで2番手に上がるもクビ差と届かず2着。
「以前乗った時とは全然違いました。脚がたまったらたまった分だけいい脚を使ってくれました。勝負どころで楽に上がっていけましたし、馬が良くなっていると思います。」と北村友一騎手。
5番人気ノーブルマーズは好スタートから追ってムチを連打して前の方へ。5、6番手で1周目のゴール板を通過。外から上がって2コーナー辺りで3番手に。逃げ馬とは1馬身差ほど。道中はその位置取り。600mを切って仕掛けて、4コーナーで前2頭に並びかけて直線へ。追い出して、左ムチの連打が入る。内のタニノフランケルと叩き合いになり、右ムチに替えて頑張るも外から2頭に交わされる。ゴール板前に内を競り落として3着。
「メールドグラースの末脚がすごいのはわかっていましたから、少しでも前で流れに乗れればと思っていました。3番手でスムーズに運べましたし、この馬の脚は使ってくれました。力は出してくれました。」と高倉凌騎手。
4着はタニノフランケル。5着はクリノヤマトノオー。
2番人気アイスストームは11着。「いい位置を取れましたし、流れに乗れ、悪くはなかったのですが、4コーナーで手応えがなくなってしまいました。」と武豊騎手。
3番人気アイスバブルは7着。「やりたい競馬はできました。3コーナーで外に出し促しましたが、ペースについていけませんでした。上手く立ち回れたのですが。」と福永祐一騎手。
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予想は1着、2着、6着、7着。
馬連2080円的中。
しかし、他の馬を上に見てノーブルマーズを切ってしまう。
アイスバブルは乗り替わりを気にしたのが的中したようで…。
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アウトライアーズは「馬の調子はよかったですが、下手に乗ってしまいました。」と丸田恭介騎手。直線で前が壁になり、何度か追い直そうとしますが、そのたびに進路が無かった…。
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あと一歩がなかなかです…。
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