台風の影響で土日が中止(代替)で稍重開催だった府中牝馬Sは…
4番人気スカーレットカラーのスタートはそれなり。軽く仕掛けるも下がって14番手を追走。道中はその位置取り。4コーナーでは内目から外へ出す。馬なりで追走しつつ外へ進路を取る。追い出して、400mを切って肩ムチが入る。13番手辺りだったが、縦ムチを入れて追って加速。残り200mを切ってムチの連打と追いでグンと伸びて内をまとめて交わして、抜け出すとゴールし優勝。
「じっくり構えて直線勝負と考えていました。ペースが速かったですし、この馬のリズムを崩さないようにしたら後方2番手からになりました。直線は本当にいい脚を使ってくれましたね。今年に入って馬の中身がつまって良くなってきてますし、力をつけています。GIでもいいパフォーマンスを見せてくれると思います。距離は全然大丈夫です。」と岩田康誠騎手。
「良い末脚でした。数字的に少し余裕もありましたし、馬に幅が出てきて成長を感じます。レースの消耗が大きい馬ですが、体質的にも強くなってきました。次走については在厩で様子を見てから決めようと思っていますが、天皇賞というのもプランの1つです。また2200mという距離も大丈夫そうですので、エリザベス女王杯というのも選択肢のひとつです。今日のメンバーでこれだけやれましたので、GIでも楽しみです。オーナーと相談して最終的に決めます。」と高橋亮調教師。
9番人気フロンテアクイーンのスタートはそこそこ。6番手から下がって8番手。道中はその位置取り。800mを切って7番手。4コーナーでは内から5頭目ほどを回って直線へ。すぐに追わずに400mを切って追い出して4番手。激しく追って200mを辺りでムチが入る。先頭を交わそうとするも、外からあっさり交わされ2着。
「悔しいですね。ラッキーライラックをみる位置をとれてレースぶりは上手くいって、直線も上手く開きましたが勝ち馬はすごい切れ味でした。よく頑張ってくれました。競馬が上手で素直な馬ですね。」と津村明秀騎手。
2番人気ラッキーライラックはそこそこのスタート。仕掛けて外をゆっくり上がる。7番手。1400mを切って5番手から4番手に。道中はその位置取り。4コーナーで内から4頭目ほどを回って直線へ。持ったままで先頭に並びかけて先頭に立つ。400mを切って追い出して右ムチが入って追っていたが、外から2頭に交され3着。
「良いところで競馬ができましたし、競馬自体は良かったと思います。馬体増は成長分ですし、今日は1.2着馬が強かったですが、本番では巻き返したいですね。」と松永幹夫調教師。
4着はオールフォーラヴ。
5着は3番人気クロコスミア。「前回よりも調子が上がっていて、具合も良さそうでした。良いレースができましたが、もうワンランク上がって欲しいですね。」と戸崎圭太騎手。
1番人気プリモシーンは最下位の15着。「脚を使えるいつものこの馬からすると不可解です。最後は全く反応できず、なんとも言えません。」と福永祐一騎手。
※ソウルスターリングは取消。
…
予想は2着、3着、6着、13着。
敗因はペースが早くならないと考えた事と馬場。先行勢を多く入れてスカーレットカラーをギリギリ最後に切ってしまう。稍重でで58.3で行くと早すぎるかと…。
…
ディメンシオンは「いいポジションで運べましたが、流れの中でスペースが狭かった分、スタミナを使っての追走になってしまった。」と北村宏司騎手。
エイシンティンクルは「ゲートを出て考えていた競馬はすることができました。ポジションを取りに行くときに脚を使ったにせよ、ちょっと負けすぎですね。」と勝浦正樹騎手。
…
ギリギリであと一歩が惜しい。
…