途中で先頭がガラリと入れ替わる展開となったステイヤーズSは…
6番人気モンドインテロは少し外へヨレたように見えたが、まずまずのスタート。外から上がって行く。3番手で1周目の1コーナーへ。1周目の直線でネイチャーレットとエイシンクリックが上がって5番手。1000mを切って鞍上の手が動いて800mを切って4番手、追って3番手と上がって残り600m。4コーナーで右ムチが入って、前2頭の外へ出して直線へ。右ムチと追いを繰り返して、200mの手前で左ムチに替える。ムチを入れて激しく追って前2頭を交わして先頭へ。大きなアクションで追ってムチを回しいれてゴールし、優勝。
「スタミナのあるところを生かして、好位からの競馬をしました。ひたむきな馬なので、頑張ってくれよと伝えながら、1周、2周と乗っていました。結果、勝利を勝ち取ることが出来ました。ただ、右前の歩様の乱れが心配です。」とW.ビュイック
1番人気アルバートもスタートはまずまずのスタート。10番手で1周目の1コーナー。1周目の4コーナーでネイチャーレットが上がって11番手。エイシンクリックも上がるが、10番手で2周目の1コーナーへ。道中はほぼその位置取り。800mを切った辺りで追っていて、4コーナーは外を回って上がる。直線に入って6番手辺り。追って追って右ムチを繰り返して、100mを切って5番手ながら、追って追って伸びて2番手に上がるも前はゴールしており、2着。
「記録も懸かっていましたが、勝てなくて残念でした。ここまで立て直してくれた厩舎、そして最後まで一生懸命に走ってくれた馬に感謝です。」とO.マーフィー騎手。
11番人気エイシンクリックもスタートは悪くなかったが、外へ来たオジュウチョウサンを気にしてか待つカタチで後方から。11、12番手で1周目の1コーナーへ。2コーナーで11番手。1周目の4コーナーで1頭上がって12番手。1周目の直線で外から上がってゴール板付近で先頭に立って逃げる。リードを広げて5馬身以上の時も。徐々に800mを切って差が詰まって来るが、ハナを譲らず仕掛けて直線へ。オジュウチョウサンと併せるカタチで右ムチの連打が入って残り200m。外からモンドインテロに交わされるも、食い下がる。粘っていたが、外から交わされ3着。
「1周目が遅くて、馬がその気になっていたので放していきました。良いペースで行って、スタミナ十分の走り。やっぱり長い距離は合っていると思います。」と津村明秀騎手。
4着はメイショウテンゲン。5着はサンシロウ。
2番人気リッジマンは11着。「レースの入りも、1周目の正面でもペースが速くて、脚を溜める展開になりませんでした。ストライドを伸ばし切ってしまい、最後も苦しくなって、モタれていました。もう少し後ろからソーッと行く展開だったら良かったんですが、終始、脚を使う苦しい展開になってしまいました。」と蛯名正義騎手。
3番人気ヴァントシルムは7着だった。「(ゲートを)出る寸前になってバタバタしだした。いいところで、ペースが落ち着いた時に接触があって、そこから(気持ちが)燃えちゃった。まだ1周も走っていなかった…。」と田辺裕信騎手。
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予想は2着、4着、10着、11着。
敗因は展開を読めず。迷ってモンドインテロを最後に切ったのがマズかった。
さらに1000万勝ちを条件にして1000万3着のエイシンクリックを候補に残さず…。出走メンバーの近走や実績が微妙になる事が多いので幅を持たせる必要はあったので失策。
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メイショウテンゲンは「落ち着いていていい雰囲気でした。もともとスタートが速くないので、あの位置取りに。体がしっかりしてない分、外に出したとき大ざっぱに回っちゃう。ステッキを使うとふらふらしているところもあった。しまいはいい脚を使ってくれたし、クラシックはいい成績を残せなかったけど、このレースはめどが立つ内容だった。これから成長する馬なので楽しみです。」と池添謙一騎手。
チェスナットコートは「折り合いもついてリズム良くイメージ通りの形でした。ただ、ペースが上がった時についていけなかった。」と坂井瑠星騎手。
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展開を判断するのが難しいレースです…。
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