東京2400mで行われる3歳GⅡ「青葉賞」。
東京優駿と同じコースで行われるトライアル。以前から度々変更のあった優先出走権は2010年から「上位2着まで」になっている。
青葉賞の傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2021
<実績>
最低連対ラインは「500万2着」。
「OP以上初」のエタリオウ
「京都2歳S3着、500万2着、セントポーリア賞6着、弥生賞4着」のベストアプローチ
「京成杯13着、セントポーリア賞3着、500万2着、山吹賞3着」のショウナンラグーン
エタリオウは500万で2着が3回あるが、0.1秒差敗れた馬が次走にフローラS勝ちで、その馬を0.5秒破った時は逃げ馬にハナ差届かず。もう1戦は0.1秒差の馬が後に京都新聞杯3着。
ベストアプローチは500万2着は0.1秒差だが、逃げ馬に届かずで、勝ち馬がその後若駒S2着や京都新聞杯3着。セントポーリア賞も乗り替わりで先行勢で決まる中を最速で0.3秒差。弥生賞は4着もスローペースで後の皐月賞3着馬にハナ差。後方脚質の活かせずもあったかと。
ショウナンラグーンは500万2着は同タイムで、勝ち馬シャドウダンサーは1走前に「後の皐月賞2着馬トゥザワールド」に0.3秒差。他の特別3着は馬体重が二桁減と体調的なモノもあったかと。
次点「500万勝ち」は10頭。
「OP以上初」6頭、「OP5着以内か重賞7着以内」4頭。
残りは「OP以上連対」4頭。(「重賞連対」は1頭。)
07年には「3戦未勝利勝ち」のトーセンマーチがおり、新馬2着時が2戦2勝で離脱するアブソリュートに0.2秒差、未勝利2着時は500万も勝ってプリンシパルSを1番人気で勝つゴールデンダリアに0.3秒差があった。
09年にも「新馬1着、新潟2歳S8着、東スポ杯2歳S6着、ラジオNIKKEI杯4着、共同通信杯4着、すみれS3着」のマッハヴェロシティがいる。
(3着は最低ラインは「新馬・未勝利勝ち」。該当するのは500万以上が「共同通信杯3着のみ」のフィリオアレグロ、「山吹賞4着のみ」のステラウインド。次点は「500万勝ち」で、「OP以上初」3頭、「若駒S6着のみ」、「札幌2歳S3着、ホープフルS11着、若駒S5着」、「すみれS7着のみ」、「毎日杯3着のみ」。残りは「OP2着」1頭。)
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上連対」。
1800mまでなのは、2000m以上が…
「ラジオNIKKEI杯2歳S4着、弥生賞7着」のウインバリアシオン
残り19頭は「2000m以上連対」。内11頭は「2200m以上連対」。
05年には「1600m勝ちで、東スポ杯2歳S3着、共同通信杯4着、弥生賞7着」のニシノドコマデモがいる。
(3着は「1600m」で「1600m2戦2勝の1800m以上初」。次点は「1800m」で、「2000m以上初」1頭。次々点は「2000m」で「2200m以上初」1頭。次は「2200m」で「2400m以上初」2頭。残り5頭は「2400m連対」。)
<コース>
「東京連対」5頭、「初出走」11頭。
残りは…
「セントポーリア賞4着のみ」のヴァルコス
「セントポーリア賞6着のみ」のベストアプローチ
「セントポーリア賞3着のみ」のショウナンラグーン
「いちょうS3着のみ」のショウナンパルフェ
1戦はセーフ。
ただ、09年に「東スポ杯2歳S6着と共同通信杯4着」のマッハヴェロシティがいるので掲示板もセーフか。
(3着は「東京連対」4頭、「初出走」6頭。)
<脚質>
「逃げ」3頭、「先行」7頭、「マクり差し、差し」10頭。
1000mは60.4、59.9(稍重)、60.8、59.7、61.3、61.9、61.4、61.9、60.9、63.7。
直線は長い割に前も粘れているが、ペースを考えると差しが届くイメージ。
(3着は「先行」1頭、「差し」9頭。)
<その他>
「人気」は1番人気5連対、2番人気全滅、3番人気1連対。
4番人気5連対、5番人気2連対、6番人気2連対、7番人気2連対、10番人気2連対で、残りは9番人気。
3着は3、1、8、1、5、4、2、13、6、1番人気。
上位人気で4着以下は故障などもあったが、「休み明け」や「過剰人気」、「差し届かず」が見られる。
初めての距離で、人気薄も絡む事があり、未対戦の馬もいるので、上位人気を信じ過ぎるのは危い。
「上がり3ハロン3番手以内」は11頭。
直線の長さの割に先行勢の多さもあって、思ったよりも該当しない。
ただ、10年で勝ち馬8頭は該当しており、良い脚をタイミングよく使えるならいいが…。
20頭中18頭は「連対時に上がり2番手以内」。残りは先行して3番手のランフォザローゼスとフェノーメノ。
(3着は10頭中8頭が該当。9頭に「連対時に上がり2番手以内2回以上」。残りは「2戦して3番手2回」。)
「前哨戦」は10年では「500万」13頭、「弥生賞(4、6、7着)」3頭、「スプリングS(7、6着)」2頭、「弥生賞3着」1頭、「京成杯2着」1頭。
着順は「18年のエタリオウ2着と14年のショウナンラグーン3着以外の500万は勝利」で、「重賞GⅡは7着以内、OPとGⅢは3着以内」。
(3着は「500万1~4着」7頭、「共同通信杯3着」1頭、「すみれS7着」1頭、「毎日杯3着」1頭。)
重賞に出走がある場合は「毎日杯」「きさらぎ賞」「ラジオNIKKEI杯」「共同通信杯」など『1800mか2000mGⅢで掲示板』が多い。
ある程度の実力なら、メンバー低下や距離延長、直線の長さがいい方に出る馬がいいのかも。
GⅡでは「弥生賞3~7着」なども目立つ。
「鞍上」は「蛯名正義」騎手の5連対がトップだが、現役では複数はなし。
関東の騎手が多いので、コースを良く知っているなら人気薄でも可能性がある?
(3着は「戸崎圭太」騎手の2回が複数。)
「枠」は平均頭数16.6で、「内15:外5」で「内が多い」。
「馬番」は「3番」は4連対、「2番」「4番」「7番」「9番」「12番」の2連対。
(3着は「内5:外5」。馬番は「10番」は3頭、「6番」「13番」が2頭ずつ。)
…