函館1800mで行われる牝馬限定GⅢ「クイーンステークス」。
通常は札幌開催だが、今年は五輪の影響で先に札幌3週が入って函館開催。
以前は旧・エリザベス女王杯や秋華賞のトライアルとして秋の中山開催だったが、2000年から札幌にも移って古馬も出走可能に。12年は開幕2週目で行われたが、それまではほとんどが開幕週で、20年は開幕2週目。
09年は函館改修の代替をやって引き続きの札幌開催だった。13年は札幌競馬場の改修工事のために函館で行われたので、除いて考えます。
クイーンSの傾向 (札幌開催過去10回の連対馬+3着馬データから) 2021
<実績>
最低連対ラインは「1600万2着」。
「1600万は2戦2着と8着、OP出走なし、重賞は福島牝馬S6着のみ」のラブフール
重賞1戦程度なら下のクラスからでも通用することも…。
次々点は「OP勝ち」。
「重賞7戦して中山牝馬S6着や福島牝馬S6着など」のレッドアネモス
「重賞10戦して秋華賞3着、エリザベス女王杯3着、マーメイドS3着など」のアロマティコ
残り17頭には「重賞連対」があった。
09年に「1000万勝ち」で「1600万は7戦して3着など、OPは不出走、重賞は阪神牝馬S15着のみ」のピエナビーナス、04年に1000万勝ちで1600万(3勝クラス)以上初のエルノヴァがいる。
(3着は最低ラインは「1600万2着」で、「OP以上は重賞5戦してクイーンC3着やフェアリーS4着など」。次点は「1600万勝ち」で「OP以上がチューリップ賞13着のみ」。次々点は「OP勝ち」で、「重賞6戦してNHKマイルC7着や阪神牝馬S7着」。残りは「重賞連対」。ちなみに08年に「1000万勝ち」で「1600万は二桁2回、OPは紅梅S8着、重賞はFR10着と福島牝馬S14着」がいる。)
<距離>
全馬に共通するのは「1600m連対」。
1800m以上が…
「出走無し」のアエロリット
「優駿牝馬4着のみ」のアイムユアーズ
「優駿牝馬6着のみ」のアプリコットフィズ
「3歳、1600m連対、1800m以上が前走2400mGⅠのみ」だった。
(06年に4歳デアリングハートの「クイーンS4着、エプソムC4着、秋華賞12着」があるが。)
残り16頭は「1800m以上連対」。
09年には「1500m以上連対」で「1600mは3戦して新馬5着、1800mは3戦して1600万6着が最高」のピエナビーナスがいる。函館開催分を札幌で行って使い続けるために、芝の長さが違った可能性もあるが、他の年の3着で2頭いるだけに、平坦なコースという事もあって、このレベルで大丈夫だったりする。
(3着も「1500m以上連対」。1500mまでは「1600mが6戦NHKマイルC7着や阪神牝馬S7着など。1800mは3戦してチャレンジC9着が最高」。次点は「1600m勝ち」で、「1800m以上初」。残り8頭は「1800m以上連対」。)
<コース>
「札幌連対」4頭、「初出走(ダート除く)」14頭。
残りは…
「新馬3着のみ」のトーセンビクトリー
「クイーンC6着のみ」のマコトブリジャール
芝が洋芝という事もあり、札幌連対が無い12頭中4頭は「函館連対」。それ以外では「阪神」も連対が多いが、関東馬の場合は「桜花賞5着のみ」、「桜花賞9着と中山牝馬S(阪神代替)3着」、「桜花賞5着のみ」、「阪神JF5着や桜花賞4着など」でセーフ。「阪神GⅠ9着、GⅡ15着、GⅢ8着」のレッドアネモスがいるが…。
(3着は「札幌連対」4頭、「初出走」4頭。残りは「1000万3着と4着」、「新馬5着と未勝利3着」。)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」11頭、「差し」6頭、「追い込み」2頭。
1000mは58.2、60.6、59.1、58.3、61.5、59.9、57.8、60.2、58.4、60.6でペースはたまに速くなる。
開幕週でコースは前の方が有利だが、フルゲート14頭立てもあってか後方からも届いており、侮れない。
(3着は「先行」2頭、「差し」7頭、「追い込み」1頭。)
<その他>
「人気」は1番人気6連対、2番人気3連対、3番人気1連対。
4番人気2連対、6番人気2連対、10番人気2連対で、残りは5、7、9、11番人気。
二桁人気が4頭おり、実績を考えても人気薄も可能性はある。
3着は1、9、2、8、11、4、1、3、4、3、6、6番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は13頭。
前からの馬が多い事や直線の短さもあってか該当馬は少ない。
残り600mよりも、前に勝負所があると考える。
(3着は10頭中5頭が該当。)
「年齢」は…
「3歳」4頭
「4歳」8頭
「5歳」6頭
「6歳」2頭
ただ、勝ち馬では「3歳」4勝、「4歳」3勝、「5歳」1勝、「6歳」2勝となっており、3連単で買うなら少し考える必要がありそう。
(3着は「3歳」2頭、「4歳」4頭、「5歳」4頭。)
「鞍上」は「C.ルメール」騎手、「横山典弘」騎手、「福永祐一」騎手、「池添謙一」騎手の2連対が複数。
他がバラバラだが、3着を入れると4回馬券に絡んでいる「横山典弘」騎手に注目。
(3着は「横山典弘」騎手の2回が複数。)
「福島牝馬S組」や「中山牝馬S組」と相性がいいのかも…。
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