札幌1800mで行われる2歳GⅢ「札幌2歳ステークス」。
勝ち馬からはソダシ、レッドリヴェール(函館開催)、ロジユニヴァース、アドマイヤムーン、ジャングルポケット、2着からはユーバーレーベンやゴールドシップやアヴェンチュラ、3着からはレッツゴードンキ、ヤマニンシュクルやテイエムオーシャンなど「後のGⅠ馬」が出ており、注目のレース。
13年は札幌スタンド改修の影響で函館開催なので、札幌開催分10回をチェックします。
札幌2歳Sの傾向 (札幌開催過去10回の連対馬+3着馬データから) 2021
<実績>
最低連対ラインは「新馬・未勝利勝ち」。
細かくみると…
「新馬勝ち」9頭
「未勝利勝ち」6頭
未勝利は「新馬2着、未勝利1着」。ただ、07年に「新馬3着、未勝利5着、1着」のオリエンタルロックがいる。
残りは5頭は「中央OP連対」。OP2着は地方出身馬3頭。
OPや重賞が少ない事もあって、半分以上が「初勝利直後」なので素質を見極められるかがポイントか…。
ちなみに函館開催の13年は「新馬勝ち直後」と「新馬1着とコスモス賞3着」。
(3着は「OP以上勝ち」2頭。「新馬勝ち直後」7頭。残りは「新馬5着、未勝利3着、1着、OP4着」。)
<距離>
全馬に共通するのは『1500m以上勝利』。
ただ、1500mや1600mまでの馬は、「1800m未勝利6着のみ」のブラックオニキス以外は「1800m以上への出走がなし」だった。
1「出走があるなら1800m連対」はクリアしてほしい。5頭は「1800m連対」。
函館開催は「1600m勝ち」と「1800m勝ち」。
ちなみに距離延長では、03年に「1200m1戦のみ」のアズマサンダースがいる。
(3着は「1800m勝ち」8頭、「1700m勝ちまで」1頭、「1500m勝ちまで」1頭。07年や05年には「1200mまで」がいる。)
<コース>
「札幌勝ち」12頭、「初出走」8頭。
以前は函館から札幌というケースが多かったが、札幌で結果が出ている馬が多かった。最近は2歳戦が東京と阪神からスタートしており、その影響も出てきているようで。
08年に「コスモス賞2着」のイグゼキュティヴが「札幌2着」。
函館開催時は「阪神勝ちのみ」と「福島勝ち、コスモス賞3着」。
(3着は「札幌勝ち」5頭、「初出走」4頭、「OP4着」1頭。)
<脚質>
「逃げ」1頭、「先行」7頭、「マクり差し、差し」10頭、「追い込み」2頭。
1000mは59.2、60.6(稍重)、60.4、62.4、61.6、61.9(稍重)、61.2、60.0、61.6(稍重)、61.0とあまり速くならない。
13~14頭に落ち着くし、馬場状態もあって後ろからも届いているが、前が少し多め。
「逃げ」は16年にも勝ったが、04年と03年に勝っている。
函館開催時は「差し」と「逃げ」で、1000mは64.0(不良)。
(3着は「先行」2頭、「マクり差し、差し」7頭、「追い込み」1頭。)
<その他>
「人気」は1番人気4連対、2番人気4連対、3番人気3連対。
5番人気4連対、4番人気2連対で、残りは6、10、11番人気。
「1~6番人気」が多いが、16年が5番人気と10番人気、14年が5番人気と11番人気、03年も10番人気と8番人気なので、たまに荒れる。
3着は1、2、1、7、7、8、7、9、5、1番人気。
「上がり3ハロン3番手以内」は札幌10回で15頭。
該当しない馬は「逃げ」と「4コーナー先頭」、「2番手から4コーナー先頭」、「3番手」や「5番手」で、ハッキリ前から行く馬以外は求められる。「最速」と「2番手」が合わせて10頭と速めがいい。
03年には「逃げ」でも上がり2番手を出している馬もおり、良い脚を使えるなら前からでも…。
(3着も7頭と多い。)
「鞍上」は札幌10回分で現役で「C.ルメール」騎手、「岩田康誠」騎手、「柴田大知」騎手らが2連対。
(函館開催時は「岩田康誠」騎手と「柴田大知」騎手)
(3着は複数回はない)
「馬番」は札幌10回分で「11番」の7連対がトップ。
「13番」が3連対、「3番」「6番」「14番」が2連対ずつ。
頭数が12~14頭という事もあるだろうが、ココまで偏りがあるのは珍しい…。
(3着も「1番」「7番」が2回ずつ。)
「前走」では札幌10回分で19頭が「1着」。
ただ、函館開催の13年に「コスモス賞3着」から連対があったので、メンバー次第では可能性が…。
(3着は9頭が「1着」。残りは「コスモス賞4着」。)
性別は「牡15:牝5」で牡馬が多い。
(3着は「牡7:牝3」。)
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