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スワンSの傾向 2025
京都1400mで行われるGⅡ「スワンステークス」。

2025年から2週目に移動。以前は天皇賞(秋)と同じ4週目。2021年と2022年は京都競馬場整備の影響で阪神開催。

以前は「馬券の妙味」があるレースだったが、京都過去10回で平均配当が馬連8234円、3連複4万1544円と、2014年くらいからグッと落ち着いてきた。同じように高配当の多かった1週前の富士Sも15~19年から固くなった。20年と23年と24年が荒れたが、果たして。マイル以下の路線の流れが変わってきている。
阪神の21年と22年は馬連2520円と10650円、3連複6180円と7万1930円。


 スワンSの傾向 (京都開催10回の連対馬+3着馬データ+α) 2025


<実績>
京都10回は最低連対ラインは「3勝クラス(1600万)勝ち」。

OP以上が…

「デイリー杯2歳S3着とホープフルS5着」のサングレーザー

次点は「OP勝ち」。

「重賞がダービー卿CT4着のみ」のダイアトニック
「重賞が京都金杯10着と小倉大賞典10着」のサンライズメジャー。

サンライズメジャーの当時は1600万勝ちからの2戦連続で、その後にOPで2着、1着、3着からの再挑戦。

残り17頭は「重賞連対」。
この内重賞が…

「重賞4戦してファルコンS1着、朝日杯FS8着、NHKマイルC13着、キーンランドC7着」のダノンマッキンリー
「重賞3戦してラジオNIKKEI賞1着、アーリントンC6着、毎日王冠12着」のオフトレイル
「重賞9戦して阪急杯2着、京王杯SC4着やシクルロードS4着など」のヒルノデイバロー
「アーリントンC1着、皐月賞13着、NHKマイルC8着」のコパノリチャード

惜しい1頭と重賞への出走が少ない以外の16頭に『重賞連対+重賞3着(地方交流戦含む)以上』があった。

GⅠは15頭に『マイル以下GⅠ9着以内』。

残りは

「GⅠ出走なし」のオフトレイルとサングレーザーとサンライズメジャー
「ヴィクトリアマイル14着のみ」のララクリスティーヌ
「高松宮記念11着と12着」のヒルノデイバロー

と「マイル以下GⅠは1戦以下」。

※1400mGⅡだけに「1200や1600mのGⅠ」で、そこそこやれているのがいい。

(3着の最低ラインは「OP勝ち」で「京王杯SC7着のみ」のエイシンスパルタン。残りは「重賞連対」。この内、「重賞8戦してシンザン記念1着、弥生賞4着など」のグァンターレ、「重賞2戦マイラーズC2着と安田記念8着」のフィエロ以外は「重賞勝ち+重賞連対以上」。GⅠは「マイル以下GⅠ12着以内」か「出走なし」。少し伸ばすと「3勝クラス(1600万)勝ち」で「札幌2歳S3着、フェアリーS3着、フローラS11着」のアドマイヤセプターがいる。)

※連対と比べると3着の実績は低いケースが多い。14年は連対で崩れた傾向だが、出走メンバーの手薄感(実績該当馬が少ない事)もあったか。

阪神開催は
22年の「GⅡ勝ち、GⅢ2勝、GⅢ2着」「OP2着2回、重賞フィリーズR14着のみ」「OP勝ち、重賞初」。
21年の3頭とも「重賞勝ち+重賞連対」。



<距離>
京都10回は
連対馬に共通するのは「1600m以上勝利」。

少し長めでやれている馬が多い。

「1600m勝ちで1400m以下ファルコンS6着のみ」のウイングレイテスト、「1600m勝ちで1400m以下オパールS9着のみ」のカツジ、「1600m勝ちで、1400m以下初」だったミッキーアイルが連対しており、「距離短縮が初」はやれている。

※生粋のスプリンターでは厳しい。
「1400m勝ち、1600m以上が6戦して1600mOP3着や安田記念8着など」の10年のマルカフェニックスはいる。

(3着は「1400m以上勝利」。ただ、「1400m勝ち、1600m以上が4戦して1600mOP3着など」の09年時のマルカフェニックス以外の9頭に「1600m以上勝利」があった。「1600m勝ち」で、「1400m以下初」のアドマイヤマーズとマイスタイル、「1400m以下は1600万7着のみ」のグァンチャーレがいる。)

阪神開催は
22年の「1200~1600m連対」「1400~1600m連対」「1400~1600m連対」。
21年の「1400~1800m連対」「1400m~1600m連対」「1600m連対、1400m以下初」。





<コース>
京都10回は
「京都連対」16頭、「初出走」1頭。

残りは…

「マイルCS9着とシルクロードS10着」のロードクエスト
「菊花賞6着とマイルCS4着」のサトノアラジン

特に難しいコースではないようなので、慣れでクリアできる?


(3着は「京都連対」10頭。少し伸ばすと「500万6着と1000万11着」のアドマイヤセプター。)

ココまで成績が悪く?ても通用する重賞も珍しい。

阪神開催は
22年の「阪神連対」「GⅡ14着のみ」「阪神連対」。
21年の3頭とも「阪神連対」。



<脚質> ※2025年からは2週目開催 ※京都は1400mの外回り
京都10回は
連対は「逃げ」3頭、「先行」6頭、「差し」10頭、「追い込み」1頭。

800mは45.5、45.4、46.9、46.3(稍重)、46.0、46.6(重)、46.2、46.1、46.4、46.8(稍重)で、ペースが速くても逃げが残ったりしており、前が有利だったが、近年は差しが多くなった。

(3着は「逃げ」1頭、「先行」1頭、「差し」6頭、「追い込み」2頭。)
比率としては後ろが多いが、その分3着なのかと。

阪神開催は
22年の「差し」「差し」「追い込み」。800mは45.2。
21年の「差し」「差し」「逃げ」。800mは45.6。



<その他>
京都10回は
「人気」は連対が1番人気4連対、2番人気5連対、3番人気1連対。

4番人気2連対、6番人気2連対、8番人気2連対、で残りが5、10、11、12番人気。
「1~4番人気」は7割。15年~19年に鬼門だった2番人気が大挙して連に。

ちなみに3着は13、11、2、4、8、1、6、4、2、10番人気。
14年にようやく「鬼門」だった2番人気が絡んだが、以前は「10番人気」が多かった。

阪神開催は
22年の4→10→11番人気。
21年の1→5→3番人気。





上位人気4着以下は…

「斤量負荷」
「海外遠征帰り」
「休み明け」
「実績不足」
「初京都」
「初関西」
「距離不安」
「追い込み脚質」

など、連対馬にも該当する事もあるが、過剰人気の部分もあるので、気を付けたい。



「上がり3ハロン3番手内」は京都10回10頭。

先行勢が多かった頃は少なかったが、15~19年で増えた。
(3着は10年5頭が該当。)

阪神開催は
22年の「3番手」「3番手」「最速」。
21年の「3番手」「3番手」「7番手」。



以前は苦戦していた「斤量+2キロ以上」。

58キロのセイウンコウセイ、59キロのエイシンアポロン、11年時のエイシンフォワード、ファイングレイン、オレハマッテルゼ、3歳で57キロのグランプリボスや55キロの牝馬アストンマーチャンなどが4着以下に敗れていた。

ただ、20年は58キロのアドマイヤマーズ3着、18年は58キロのモズアスコットが1着、14年は3歳で57キロのミッキーアイルが1着、13年は58キロサダムパテックが3着になっている。2012年から「GⅡなど1キロ減ずる…」が導入されたが、その影響が出てきているのかも…。

※23年から全体的に+1キロ増となっており、今後はなくすデータか。



「年齢」は…京都10回は

「3歳」5連対 
「4歳」4連対 3着2頭
「5歳」8連対 3着5頭
「6歳」3連対 3着2頭
「7歳」0連対 
「9歳」0連対 3着1頭

で、5歳が多い。以前は「4歳」が多かったが、14年は4歳の出走が無かったり…。

「性別」は「牡18:牝2」」で牡馬優勢。
11年以上前だと牝馬の連対は03年。10年間で3着は「牡8:牝2」。

阪神開催は
22年は牡7→牝4→せん6
21年は牝5→牝5→牡3




鞍上は京都10回は10年で「M.デムーロ」騎手と「浜中俊」2勝がトップ。

「岩田康誠」騎手と「池添謙一」騎手の2連対が続く。
(3着は4回の「岩田康誠」騎手が複数。)

阪神開催は
22年の「岩田康誠」騎手→「菅原明良」騎手→「武豊」騎手。
21年の「川田将雅」騎手→「松若風馬」騎手→「坂井瑠星」騎手。




近走は
京都10回は10年で「休み明け」は7連対3着6回。

「使われてきた馬や一叩き」の方が連対では多いが、3着までだと「休み明け」も増える。
前走の着順も「3着以内」が30頭中8連対3着4頭なので、状態の見極めが重要。

阪神開催は
22年は3頭とも「一叩き」。
21年は3頭とも「休み明け」。


by a_doctrinaire | 2025-10-10 23:05 | 競馬(傾向) | Trackback | Comments(0)
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