3歳牝馬3冠の第3弾。気性や体調面で難しいとされる牝馬限定戦のレース。しかも過去10年の馬連最高配当は94630円で、平均馬連配当は14166円と荒れるレースとして名高い。
新設当初は以前の女王杯と同じようによく荒れるレースだったが、近年はあまり大きな配当は見られなくなった。馬連で、万馬券が3回だが、3桁配当が5回、20倍台が2回と比率でも堅く収まっている。
堅く収まっているレースでは、人気馬が結果を出しており、荒れるレースでは逆なのだが、ここでの「人気馬」というのはほとんどが「春の実績馬」である。
春の実績馬である桜花賞、オークスの勝ち馬の成績は、
桜花賞馬は、8頭が出走して5頭が連対、4着2回と6着1回。
オークス馬は、7頭が出走し、3勝、3着、4着、7着、10着。
3着を外した馬は、ぶっつけ本番か前哨戦で結果が出ていなかった馬であり、基本的に桜花賞馬、オークス馬が無事に出走した場合は、まず結果を出している。
大まかに見て、『
春の実績馬が順調な年は、大きくは荒れない』と判断していい。反対に、春の実績馬がステップで結果を出せていなかったり、ぶっつけ本番など不安が多い場合にはそれ以外を狙いたい。
まあ、春の実績馬が順調でも、3着くらいになら入る余地があるので、1頭は春に実績の無い馬を選んでもいいが、狙うならもちろん周知の事実である「条件馬」ということになるだろう。