阪神2000mで行われる古馬GⅡ「大阪杯」。
天皇賞(春)の前哨戦で、ヒルノダムールやメイショウサムソンが本番も勝った。他にも連対したドリームジャーニーやエイシンデピュティが宝塚記念を制しており、春のGⅠに向けて有力馬が登場する。
以前は阪神大賞典に最有力馬が出走する事が多かったが、色々な変化もあって、ココに有力馬が出走する事も増えた。
今回は過去10年をひとまとめにしています。
大阪杯の傾向 (過去10年の連対馬データから) 2015
<実績>
最低連対ラインは「1000万勝ち」。
ただ、該当するのは…
「1600万とOPに出走が無く、重賞はセントライト記念5着のみ」の4歳ダークシャドウ
のみ。
残り19頭は「重賞連対」。
GⅡが「弥生賞4着、青葉賞5着、神戸新聞杯5着」の12年時のショウナンマイティ、「毎日王冠8着のみ」のエイシンデピュティ、「中山記念4着のみ」のシャドウゲイト、「神戸新聞杯7着と京都記念6着」のマッキーマックス以外には『
GⅡ連対』があった。
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
1800mまでだったのは…
「天皇賞(秋)14着降着(8位入線)のみ」のエイシンデピュティ
「菊花賞9着のみ」のカンパニー
共にGⅠで出走が1戦のみなので、数を走っていないならセーフ。
残り18頭は「
2000m以上勝利」。
<コース>
「阪神連対」14頭、「初出走」3頭。
残りは…
「新馬4着のみ」のフェデラリスト
「マイラーズC4着のみ」のカンパニー
「毎日杯4着、6か月ぶり神戸新聞杯7着、1600万5着」のマッキーマックス
3頭とも「掲示板」があり、出走が少ないか重賞である程度走れていた。
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」7頭、「差し」10頭、「追い込み」1頭。
1000mは60.5、61.5、65.2(稍重)、59.3、60.3、60.0、59.6、62.2、62.0(重)、59.2であまり速くはならない。
コース的には前が有利な部分もあるが、頭数が少なくなる事もあり、後方からでも通用している。
<その他>
1番人気7連対、2番人気3連対、3番人気2連対。
6番人気4連対で、残りは4、7、8、9番人気。
出走メンバーの手薄感のあった2010年以外は「1番人気か2番人気」が絡んでおり、1頭は人気馬を選びたい。
3着は1、5、2、3、1、4、4、8、5、6番人気。
1番人気で馬券圏外だったのはローゼンクロイツ。菊花賞でディープインパクトの3着で前走もGⅢ勝ちで、雨や重馬場の影響もあったか…。
上位人気で4着以下だったのは…
「GⅠ上位馬」
「GⅡ連対馬」
「前年の勝ち馬」
「中山巧者(阪神連対や出走無し)」
「前年のGⅠ以来の休み明け」
「牝馬」
など。
連対馬にも該当している場合もあるが「過剰人気」も見られ、「単勝人気だけ」で判断するのは危い。
ここから始動する馬も多く、体調面は特に注意したい。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で15頭。
実績の高さもあってか上がりの速い馬が多いが、「最速」5頭、「2番手」7頭、「3番手」3頭。
コースや脚質を考えると早めに動いている方がいい。
ペースによるが、「流れを読める騎手」か「流れに乗れる馬」を狙いたい。
「鞍上」は3連対の「浜中俊」騎手がトップ。
「池添謙一」騎手、「藤田伸二」騎手、「横山典弘」騎手、「福永祐一」騎手、「幸英明」騎手らの2連対が続く。
以前から少し苦戦していた「59キロ」。
12年から導入された「GⅡ競争の基礎負担重量を1キロ減じます…」により、現在は「58キロ」。
10年で「59(現58)キロ」は17頭が出走し…
「1着」3頭、「2着」1頭、「3着」7頭、「4着以下」6頭。
実績を考えると上位が多いですが、「連の少なさや3着の多さ」を考えると影響はあるかと。
「休み明け」もあるので、他馬と比べて斤量がこたえる事も。
「年齢」は…
「4歳」8連対
「5歳」6連対
「6歳」4連対
「7歳」2連対
若い方が多いが、年齢が高いのがダメというワケでは無い。
「馬番」は「3番」4連対がトップ。
「5番」「8番」「11番」の3連対、「6番」「9番」の2連対と続く。
8~15頭で平均12頭と頭数が落ちつくが偏りはあるような…。
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