新潟2000mで行われるハンデGⅢ「新潟記念」。
12年から新潟2歳Sと入れ替えで最終週に開催しており、馬場の違いがでてくる可能性も。
新潟記念の傾向 (過去10年の連対馬+3着馬データから) 2019
<実績>
最低連対ラインは「1600万勝ち」。
該当するのは…
「OP以上が京成杯3着、弥生賞3着、皐月賞16着」のアデイインザライフ
「OP以上が京都新聞杯3着のみ」の09年時のサンライズベガ
次点は「OP連対」。
「OP勝ち、重賞4戦して中日新聞杯3着など」のマイネルミラノ
「OP1戦すみれS2着、重賞は青葉賞7着」のクランモンタナ
10年で見ても1戦のクランモンタナ以外は「重賞3着以内」をクリアしていた。出走が少ないならその程度でも可能性はある。
残り16頭は「重賞連対」。
「重賞1戦1勝」のトランスワープ以外には「GⅢ連対+GⅢ4着程度(1頭は入線5着降着)」があり、ある程度出走しているなら重賞連対に加えて、もう少し実績がある方がいい。
(3着の最低ラインは「1600万勝ち」。「OPは5戦して4着など、重賞は19戦してAJC杯3着など」と「OP4着と6着、重賞6戦して神戸新聞杯4着やダイヤモンドS3着など」と「OPは白富士S7着、重賞は5戦して新潟記念4着や新潟大賞典6着など」と「OP以上がモンゴル大統領賞16着のみ」。残り6頭は「重賞連対」。うち4頭は「重賞連対+重賞3着以内」。残りは「重賞4戦して重賞連対+重賞6着2回など」が2頭。)
<距離>
全馬に共通するのは「1800m以上勝利」。
1800mまでは2000m以上が…
「出走無し」のアストラエンブレム
「紫苑S3着や愛知杯3着、札幌記念4着など」のコスモネモシン
残り18頭は「2000m以上勝利」があった。
なお、07年には「1600m勝ちで、1800mが1000万7着、2000mが1000万10着」のトウショウヴォイスがいる。
平坦コースという事もあり、ちょっと足りないくらいや出走が少ないならセーフ。
(3着は全馬が「2000m以上連対」。「京成杯2着で、皐月賞5着や弥生賞4着、札幌記念5着、中山金杯3着、函館記念3着など」のメイショウレガーロ以外は「2000m以上勝利」。)
<コース>
「新潟連対」10頭、「初出走(ダート除く)」7頭。
残りは…
「新潟大賞典3着と関屋記念12着」のメートルダール
「新馬8着と未勝利3着」のマイネルミラノ
「前年の新潟記念4着のみ」のエクスペディション
掲示板くらい走っているなら問題はなさそう。
新潟に連対が無かった馬の内、「エプソムC7着と中日新聞杯18着」のアルバートドック、「左回りが前述1戦のみ」のエクスペディション以外には「東京連対」か「中京連対」の『左回り連対』があった。
(3着は「新潟連対」6頭、「初出走」4頭。06年には「新潟記念3着と新潟大賞典12着」のヴィータローズ。)
<脚質>
「逃げ」2頭、「先行」9頭、「差し」7頭、「追い込み」2頭。
1000mは59.2、59.0、58.5、58.8、59.0、59.9(稍重)、60.4、60.9、60.6、61.8で、ココ5年は最終週に移っている(が、逃げと先行が6頭絡んでいる)。
直線が長く、馬場が悪い割には平坦な影響や騎手心理もあってか「前が絡む」。特に新潟2歳Sとは違って最後方からは少ない。
(3着は「逃げ」1頭、「先行」4頭、「差し」4頭、「追い込み」1頭。)
<その他>
「人気」は、1番人気4連対、2番人気1連対、3番人気全滅と上位が苦戦中。
5番人気が4連対、6番人気4連対、9番人気3連対や10番人気2連対と人気薄も複数回絡んでいる。
残りは7、8番人気。
3着は13、12、9、13、3、7、8、3、4、12番人気。
二桁人気が4頭絡んでおり、連同様に人気薄も絡む。
1番人気は「1走前に七夕賞2着や小倉記念の2、3着」で「上がり3番手以内」が多い。
前走が小回り重賞ながら後方の競馬で上位に来て、直線が延びるココで人気が後押されたカタチ。
ただ、当日の位置取りが「ハイペースの逃げ」や「スローペースで後方から」など難しいレースをしている事が多い。
対して連対馬は、「前走大敗」や「人気馬よりも上がりや着順で劣って」おり、早めに動く競馬を意識しなければならないタイプが目についた。
他の上位人気で僅かな差で4~6着もおり、ハンデや枠、位置取りなどで4着以下に敗れるケースも。
「ハンデ」は10年で52~58キロの平均55.68キロ。中央値は56キロ。
ある程度幅があるので絞りづらい。
ちなみに10頭が「前走と同斤量」と多く、「増」が5頭、「減」が5頭。
(3着は53~57キロで平均55.1キロ。中央値は55キロ。)
トップハンデは57.5~58キロでのべ13頭で2連対。
苦戦しているが、馬次第の感は否めない…。
「上がり3ハロン3番手以内」は10年で8頭。
直線が長い新潟コースではあるが少ない。
ただ、上がりは全体的に速いので、レース中3番手以内よりも「仕掛けるタイミング」が重視される。
以前から減ってきていたが、4年で1頭からココ6年は最終週になって7頭。
(3着は10頭中7頭が該当と連と比べると多い。)
「年齢」は「5歳」の8連対がトップ。
「7歳」の5連対、「4歳」の3連対、「6歳」の3連対、「3歳」は1連対。
ちなみに性別は「牡(セン馬含む)19:牝1」と牡馬が多い。
(3着は「5歳」6頭、「6歳」2頭、「7歳」2頭、「4歳」1頭。性別は「牡(セン馬含む)10:牝0」。07年にはヤマニンアラバスタ。)
「鞍上」は10年で「池添謙一」騎手と「M.デムーロ」騎手と「横山典弘」騎手の2連対が複数。
後はバラバラで、3場開催の影響もあって騎手で狙うのは難しいかも。
(3着も複数はなし。連に名のある騎手はいるが。)
「馬番」は10年で1~17番で「内15:外5」。
ただ、「5~9番」に20頭中10頭と集中しており、レースをしやすい枠かもしれない。
16年と14年は2頭とも外枠で、最終週に変わった影響か?
(3着も3~15番で「内8:外2」。10頭中8頭が「5~9番」。ちなみに16年の12番と14年の15番で、外も…。)
近走は10年で18年のブラストワンピース(5月)とメートルダール(4月)、17年のアストラエンブレム(6月)、16年のアデイインザライフ(3月)以外は「7月以降に出走」。
「休み明け」はあまりお奨めできない。
対して着順はあまり良くなくてもいいケースが目立つので、状態の把握が必須かと…。
(3着は16年のロンギングダンサーと15年のファントムライトの5月以外は「7月以降に出走」。)
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